for National Geographic News
女性初の大西洋単独横断飛行を成功させ、
1937年に世界一周飛行の途中で消息を絶った
アメリカの女性飛行士アメリア・イアハート。
書簡の封筒に残された乾燥した唾液から彼女
のDNAを採取する計画が進んでいる。
消息をめぐる長年の謎が解明される可能性が
ある。
今回のプロジェクトの目的は、イアハートの
DNAから遺伝子プロファイルを作成し、彼女の
遺骨を発見したという最近の主張を検証する
ことだ。
イアハートとナビゲーターのフレッド・ヌーナン
は1937年7月、赤道上の世界一周飛行中に、
太平洋の中央付近で消息を絶った。
イアハートは既にその5年前に歴史的偉業を
成し遂げていた。
1932年、女性として初めての大西洋単独横断
飛行に成功したのだ。
2人の遺体や双発飛行機の残骸はこれまで
発見されていなかった。
ところが2009年、「歴史的航空機の発見を目指す
国際グループ
(TIGHAR:The International Group for Historic
Aircraft Recovery)」
の調査チームが太平洋南部のニクマロロ島で
骨片を発見し、イアハートの指骨の可能性がある
と主張している。
理論的にはあり得る話だが、まだその骨片
からDNAは抽出されていない。
人骨ではなく、現場付近で遺骸が見つかったウミ
ガメの一部ではないかと指摘する科学者もいる。
今回のプロジェクトを率いるのは、カナダ
の
バーナビーにあるサイモンフレーザー大学の
遺伝子考古学者ドンヤ・ヤン(Dongya Yang)氏。
イアハートの手紙を調べて、封筒のふたを舐めて
閉じたときの唾液から口腔粘膜細胞のDNAを
抽出する予定だ。
研究チームはイアハートとさまざまな人の間で
交わされた400通以上の書簡から、彼女自身が
書いて封印した可能性の高い家族宛の手紙4通
を分析用に選び出した。
1970年代に活躍した飛行士エルゲン・ロングの
孫で今回のプロジェクトに出資しているジャスティン
・ロング氏は、「イアハートには秘書がいたので、
仕事関係の手紙は秘書が作成していたと思われる。
だが、自宅で書いた個人的な手紙なら、秘書が
関与した可能性は低い」と話す。
都合のよいことに、当時はペーパーナイフで
手紙を横から開くのが普通だったので、元の封印は
そのまま残されている。
DNAが含まれる唾液を採取するには、まず、蒸気を
当てて注意深く封を開く。
そして、2種類のDNAを採集する。1つは母親から
のみ受け継ぐミトコンドリアDNA。
もう1つは、各細胞核に存在し、個人の遺伝情報の
大部分が含まれる核DNAだ。
両方のDNAから、遺骨の識別に利用可能なイア
ハートの遺伝子プロファイルを作成できるという。
アメリカ
、スタンフォード大学の遺伝学者ブレンナ
・ヘン氏はプロジェクトには関与していないものの、
「数十年前の手紙からDNAを採取したケースは
聞いたことがないが、ヤン氏の手法は合理的なようだ。
しかし、かなりの量が必要になる」と話す。
ミトコンドリアDNAについては、各細胞に複数のコピー
が存在するため比較的採取しやすい。
だが、核DNAは各細胞に1つずつしかないため難易度
が高くなるという。
「核DNAの増幅を行うには複数の細胞が必要だ。
また、イアハートの核DNAのわずかな断片しか採取でき
なければ、識別には役立たないかもしれない。
問題なのは、核ゲノムの約99%はすべての人間で
同一だという点だ。少量の断片のみだと、イアハートの
DNAと生存中の他人のDNAを識別するのはほとんど
無理だろう」とヘン氏は解説する。
研究チームは、手紙から採取したDNAがイアハート
本人のものと裏付けるため、存命中の親族のDNAや、
姉妹がエルゲン・ロングに宛てた手紙から抽出した
DNAと比較するという。
Photograph from George Eastman House/Getty Images




The "Wideness and Wonder" of Her World by Beverly Gheman (Macmillan Publishing Company NY,NY 10022



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