米軍支援に「ARIGATO」、米空軍機上から発見
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【ワシントン時事】東日本大震災の津波で甚大な
被害を受けた仙台空港の復旧作業に携わった
米軍嘉手納基地(沖縄県)の特殊部隊指揮官、
ロバート・トス空軍大佐が15日、ワシントンと
電話回線を通じて記者会見した。
空港近くの浜辺に、米軍の支援に感謝する
「ARIGATO」(アリガトウ)という木を組み合わせた
文字を機上から発見した際、「苦境の真っただ中
にありながらも、感謝の気持ちを示す日本人に
心を打たれた」と語った。
地震発生当時、韓国で演習中だったトス大佐は、
戦地の前線への兵力投入を得意とする353特殊
部隊を率いて仙台に移動。
「戦地や災害派遣経験のある自分にとっても、
被害規模は想像を絶するものだった」と感じ、
「滑走路のがれきの除去には数週間はかかる」と
覚悟した。
しかし、自衛隊との連携で震災から5日後には
滑走路のうち約1500メートルを確保し、援助物資
の空輸を開始。
「悲劇に直面しながらも秩序を保ち懸命に復旧作業
に取り組む日本人の姿に感銘を受けた」と述べると
ともに、「震災支援を通じて日米同盟はより強固に
なり、深まる」と力を込めた。
(2011/04/16-09:25)
時事通信社
まゆ星雲に伸びる琥珀のフィラメント
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明るい琥珀色をしたフィラメント状の分子ガスが、
青いまゆ星雲(IC 5146)へと伸びている。
欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル宇宙望遠鏡が、
5500光年先をとらえた(4月13日公開)。
遠赤外線とサブミリ波の3種類の波長データを
合成してみると、暗黒部の奥に27本のフィラメント
が発見された。
フィラメント内には45個の輝点があり、星が形成
される直前の高密度コアとみられている。
Image courtesy D. Arzoumanian (CEA Saclay)
for the “Gould Belt survey” Key Programme
Consortium/SPIRE/PACS/Herschel/ESA
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
気候変動によって地殻運動が加速、豪大研究
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【4月14日 AFP】気候変動が進むと、地球の表面を
覆うプレート(岩盤)の動きにも影響が及ぶと指摘
する初の研究論文がこのほど、豪・仏・独の合同
研究チームによって発表された。巨大地震の発生
メカニズムを理解する上で1つの有益な学術的知見
を示してくれそうだ。
地軸が数センチずれたとされる前月の東北地方
太平洋沖地震や、2月のニュージーランド地震の
ような大地震の発生要因を解き明かすためには、
プレートがなぜ移動の方向と速度を変えるのかを
理解することが重要になる。
オーストラリア国立大
(Australian National University )の地球科学者
ジャンピエロ・イアファルダーノ(Giampiero Iaffaldano )
博士率いる研究チームは、過去1000万年の間に
インド・モンスーンが強さを増した結果、インドプレ
ートの移動速度が約20%加速していたことを突き
止め、地球惑星科学の専門誌
『Earth and Planetary Science Letters
』に発表した。
イアファルダーノ氏によると、プレート運動によって
山脈や海溝が造られ、周辺の気候に影響が出る
ことは専門家の間で以前から知られていたが、
その逆の関係性が示されたのは今回が初めてと
いう。
ただし、こうした現象は数百万年単位で進行する
ことから、今回の研究結果は、地球温暖化によっ
て巨大地震が多発するようになるということを示す
ものではないと、イアファルダーノ氏は強調している。
研究チームは今後、特定の気候が他のプレート
にも影響を及ぼしていないかを調べる予定だ。
例えば南米のアンデス山脈や北米のロッキー山脈
でそうした痕跡が発見される可能性が期待できると
いう。(c)AFP
東海地震信仰が3.11被害を大きくした、米地震学者
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【4月14日 AFP】「日本は、時代遅れの学説に
基づいた地震予知を即刻やめるべきだ」と警告
する米地震学者による論文が13日、英科学誌
「ネイチャー(Nature
)」(電子版)に掲載された。
論文の筆者は、東京大学(University of Tokyo
)
教授で地震学が専門のロバート・ゲラー
(Robert Geller
)氏。
ゲラー教授は、政府主導の地震研究が東海
地震の予知に固執しすぎたことが、3月11日に
起きた東北地方太平洋沖地震の被害を大きく
したと指摘する。
政府は数十年もの間、巨大地震が東海で起き
るとの信念に基づき、東海・東南海・南海地震の
発生を想定した対策を広く手がけてきた。
だが、ゲラー教授は、日本の地震予知研究が
根拠とする「地震特性」と「地震空白域」の学説は
1960年代から70年代に発表されたもので、実証
に基づいていない点を指摘。
1975年以降、政府研究で「大地震が起きる」と
予測された地域では目立った地震が観測されて
いないのに対し、1979年以降に日本で10人以上
の死者を出した地震は全て、政府研究が「大地震
の可能性は低い」と見なした地域で起きていると
いう。
それでも、政府は積極的に「東海地震」の予知
研究を続けた結果、国民の間に「近い将来、マグ
ニチュード(M)8.0級の東海地震が必ず起きる」と
の誤った認識が植えつけられてしまったと、ゲラー
教授はみる。
■福島第1原発事故、「想定外」に疑問
さらに、ゲラー教授は、研究者たちが過去の
地震と津波の発生記録を検証していれば、
3月11日の地震で壊滅的な津波被害を受けた
東北沿岸が、過去にも数百年単位で巨大津波
に襲われていることに気づいたはずだと指摘。
これにより、地震の時期は予測できなくても、
巨大地震の可能性を考慮した事前対策が
福島第1原発でも可能となったはずだと主張した。
また、気象庁の地震警報システムについても、
1978年に制定された「大規模地震対策特別措置法」
の概念や科学的見解を基本としていることから、
東海地震しか想定していないと批判した。
結論として、ゲラー教授は、「日本全土で大地震
の可能性はある。
特定の地域を想定した現行の予知システムや
『大規模地震対策特別措置法』は廃止すべきだ」と
主張し、「今こそ、地震は予知できるものではないと、
国民に率直に知らせるべきだ」と訴えた。(c)AFP












