ロス・シンコ・マグニフィコス(久しぶりにぺリートの話) | ¡Me gusta Box y Lucha!

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メヒコのルチャとかボクシングとかつらつらと書いてみようかな。あくまで自分の覚書 書いとかないと忘れちゃうから
残念な語学力なので誤訳はご勘弁を
ネタ元はLuchablogやLuchaWorld.comあたり

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コロナウイルスの騒動でルチャやボクシングが中止になり、3月21日の命日にぺリートの動画や画像が溢れ、なんか良い機会だと思ってまとめてみます。2007年に放送された「ロス・シンコ・マグニフィコス」という番組。タイトルの元ネタはたぶん映画「ロス・シエテ・マグニフィコス(荒野の七人)」で、7人が5人になっています。

当時はスペイン語がろくにわからず、市販の翻訳ソフトを使っていました。何やらルチャ以外の番組に出てるぞ、というのはわかっていましたが詳細がわかったのはかなり先でした。


los5 3 この番組はリアリティーショーで、様々な分野(スポーツ選手、俳優など)のリーダーと4人の仲間が力をあわせ、障害や病気の子供たちの夢を叶えるという趣旨の番組です。7チームあって、ぺリート率いる黄色チームが叶える夢は、エイズ患者の男の子が他の病気の子と穏やかに暮らせるように噴水付きの庭をとある財団に求める、というもの。他にも車イスごと乗れる車が欲しいという脳性麻痺の女の子の夢や、地元の子供たちが使えるように救急車を提供したいという火傷を負った少年の夢など、どれも叶えてあげたい夢ばかりでした。

各チームはいろんなことにチャレンジして、それを会場の審査員や視聴者が採点して成績の悪いチームが敗退する、というもの。番組開始時に「そんなもんルチャドールは人気あるからぺリートが勝つだろ」とコナンがぼやいてたっけ。

青チームのキャプテンはアドリアン・ウリベ、このブログにもちょこちょこ出てます。コメディアン、俳優、番組司会者という肩書。ピンクチームのリディア・アビラが番組の目玉のようでした。


4月半ばに番組開始。このチャレンジなんですけど、かなりハードルが高い!体力勝負ではぺリートは負けんだろうと思っていたら、雑技団もかくやという荒業を要求されます。

おかげで5月の半ばにぺリートは怪我。リハーサルの最中に膝を痛めて手術という大惨事です。そこで代わりに登場したのがペロスの一員だったMr.アギラ。彼はAAAからペロスに移籍してきました。この番組だけでなく、CMLLのレジェンダ・デ・プラタにもぺリートの代わりに参戦し、ランサでカサス兄を倒して決勝に進出しました。

上の写真では4人しかいませんが、番組途中からフランチェスコという10代前半の天使のような男の子が参加します。こちらでその天使ぶりが 見れますが、落馬シーンあるのでご注意。チャレンジの要求の高さがうかがえると思います。ぺリートが怪我する前に、黄色チームがアレナ・メヒコに応援に来てくれたことがありました。確かフランチェスコ君だけがリングインしてコーナーに上ったのですが、その後ろにアギラがぴったりと付いてテクニコたちを威嚇していたっけなあ。

このフランチェスコ君、現在はYoutuberでフォロワー30万人だって。そして彼のサイトにロス・シンコ・マグニフィコスのコーナーがあって 、私は非常に感動しています。写真もいろいろあるし。


los5 2 体力勝負ばかりではなく、ミュージカルみたいなチャレンジもあって、黄色チームは「美女と野獣」。野獣をアギラが、呪いが解けた王子をぺリートが演じました。そんな王子の姿の方が望まれる「美女と野獣」なんて初めてだよ!おかげで黄色チームは決勝進出。対するはオレンジチーム、キャプテンはたぶん舞台俳優の人。一度は負けてオレンジチームは豪華ホテルで一泊、黄色チームはペリートも含めて野営テントで野宿というある意味おいしい罰ゲームがあったりしました。


しかし負けるのは復活フラグ!6月最初の最終回にはペリートがキャプテンとして留まることを決意、アギラは拍手の中退陣。そして黄色チームが優勝しました。その時の動画 もフランチェスコ君のサイトにありますね。ありがとう。当時からリディア・アビラの動画ばかりで、なかなかペリートの動画は無かったんですよね。
抱っこされてる仮面をつけてる男の子は、夢を提案した子なんです。

懐かしいな…もう10年以上も前になるのか。動画の画質も悪いもんね。……懐かしいな。