お腹の悩み解消法!あなたが知らない腸の専門家のカンタン対処法! -5ページ目

腸が長いとお腹の中でどうなっているのか?



お腹中で色々な臓器はどうなっているのでしょうか?
解剖の本などでお腹の中にはいろいろな臓器が
だいたい同じ場所に有ることを知っているかもしれません。

肝臓は右上だし胃は真ん中のみぞおち付近
腎臓は背中側にあって腸はお腹の真ん中にグルグルと巻き付くように有る。

でもこれらの位置関係はあくまでもだいたいであって
臓器によってはかなり大きく動くのです。

お腹の中は腹腔と呼ばれる袋が有って
その中に臓器は入っています。

腹腔は前後の二箇所にわかれていて
それぞれの場所にある臓器は決まっています。

しかしその腹腔内ではしっかりと固定されている臓器もあれば
かなりぶらぶらな固定しかしていないものもあります。

固定自体も壁にベッタリとくっついている肝臓なような臓器もあれば
基本的にしっかりと固定されていなくてまわりの脂肪によって支えられている
腎臓のような臓器もあります。


実は腸も場所によってしっかりと固定されている場所もあれば
全然固定されていない場所もあります。


腸が長い人もその長い腸がしっかりと固定されていれば
それほど問題にならないのですが
たいていはほとんど固定されていない部分が長いことが多いので
問題になるのです。


検査をする場合でも
例えば掃除機のホースの蛇腹の部分と真っ直ぐな部分では
中を見るだけでも違いますよね。

真直ぐならすぐに端っこまで確認できますが
曲がっているとその曲によって先が見えないし
見えるようにしようとしてもくねくねと動くので
真直ぐにするのも簡単ではありません。


検査でも同じなんです。
曲がって固定されていないととても厄介で難しいです。

さらにそれが長いともっと検査が大変です。
腸が長い人は検査後に「あなたは腸が長いので大変でした」
などと言われてしまうのです。

お腹のなかで腸は驚くほど動いています。

じつは腸は腹腔の前後どちらにも入っているのです。
その為腸の場所によって動ける場所も決まっています。

さらにその動きは腸内に食べ物があるかないかによっても違いますし
腸が硬い人と柔らかい人でも違います。

太さが太い人もいればすごく細い人もいます。

お腹の中で腸は実に複雑に存在する臓器なんです。