7月8日から9日にかけて
以前からご縁のある而今禾さんから依頼され紅茶作りをしました。
 
亀山市にあるこの耕作放棄地は人の背丈の倍以上の高さがあり台湾でよく行われているの野放(のほう)の茶畑を思いださせます。この茶畑でほんのわずかな量しか取れない新芽を手摘みして紅茶を作りました。
人の背丈の倍以上ある茶の木

 

萎凋棚(いちょうだな)で葉をしおらせ、翌日製造する

 

亀山市にある茶業研究室の製茶工場をお借りして四連の小型揉念機(じゅうねんき)を使用して紅茶にしました。アンティーク品のようなユーモラスな機械です。
たくさんは作れませんが少しずつ分けて作れるので実験的に作ることができます。

 

 

小型の揉念機(四連)

見ていると眠気を誘う動きと音

揉み始めのお茶の葉

揉念が進んだところ

 

できたお茶は翌日早速私の店でジコンカのオーナーとテイスティングしてみました。まだ熟成されていないのでどのように変化するか分かりませんが現時点でもまろやかで非常に味わい深かったですね。

できあがった紅茶

緑茶用の審査方法だが水色(すいしょく)等をチェック

 

この紅茶は昨年のように柑橘に詰めて乾燥させ小青柑(しょうせいかん)にします。

 

昨年、つくった小青柑

 

 

小青柑が完成したら関宿の而今禾(ジコンカ)さんを通じて販売される予定です。

 

7月5日に市川大楽園のべにふうきの茶畑を摘んで
紅茶づくりをしました。
 
昨年・一昨年とは違い梅雨の明けぬ間の摘み取り
製造でした。だいぶ勝手が違いましたね。
 
紅茶の製造はかなり気候に影響を受けるもんだなと
再認識しましたね。
 

新芽の先が紅色になったべにふうきの茶畑

 

 

 

コンテナでの萎凋(いちょう)の他、自家製の萎凋棚も使用

 

 

 

 

 

揉念機(じゅうねんき)に入れたところ

 

 

揉念した後

 

 

 

静置(せいち)して発酵させる

 

 

気候が雨模様だったため気温が上がらず(25℃以下)

萎凋・発酵が進まない感じはありましたが

まったく迷いはありませんでしたね。

 

ワンオペによる手作業でゾーンに入っていたのか

勘違いが続いていたのか

いずれかでしょうニヤニヤ

 

 

殺青して発酵を止める。ワンオペのため撮影もセルフ

 

 

出来上がり

 

 

出してみた。できた直後はかなり渋みが効いている
 
水色(すいしょく)を確認したものの、まだちゃんと淹れていません。気温が低かったことによる発酵不足はないと思うけど・・
 
4週間後の後熟を待って審査してみたいと思っています。
 
 

 

今年も6月中旬から7月にかけての二番茶を製造せず

 

刈り落しました。

8年前までは製造して茶市場に販売する

一般的な茶農家のスタイルだったのですが

5月の製造して同時に小売りも忙しく

二番茶の準備もあって仕事が回らない状況になってきたので

思い切ってやめることにしました。

自作の刈り捨てシュートをつけた乗用摘採機

刈り落とすとなると逆にワシワシ芽が伸びる
 

製茶工場を持っている茶農家としては非常にまれなことです。

ここ何年か二番茶の相場が良かっただけに

 

もったいなかったのですが

私としてはお客様に直接販売する以外のことは

 

気がのらなかったこともありました。

ビジネス書や自己啓発本ではよくやりたいことをやり

やりたくないことはやらないとか

 

ワクワクすることだけをやろうと書いてありますが

人と違うことをするのは精神的にかなりキツイかったですね。


社会実験をやっているような気分ですね。

茶農家のような大きな設備の


必要な業種ではかなり難しいことです。



ただ何か一つでもやめたことで

スローライフとか働きすぎないとか言う情報に


目が向くようになりました

つくりすぎないパン屋さんとかね。


そのこともあり今は売り上げの90%以上を

直接販売して茶市場にはほとんど販売していないのです。

栽培のところから小売りのお客様に向けて

 

お茶をつくれるのでお茶づくりの楽しみも大きいです。

 

「お客様の顔を思い浮かべながらつくりましたー」

 

という宣伝文句がありますが

 

本当にそれができるんです。

 

一回刈ったところ

 

二度刈りして「赤むけ」状態にする

 

チャノホソガがついて葉が巻いているが柔らかい芽が出ている

刈り落してしまうのはやはりもったいないか?