2011年6月27日の記事、
イマイチわかりづらい、「税効果会計」をざっくり説明したいの巻で参考にさせていただきました。
税理士・米国税理士・CFPの資格を持つ、高下淳子(こうげじゅんこ)さんが
書かれた本です。
全部で9章から構成されていて、
第1章では決算書の基本を「5つの箱」を用いて説明。
第2・3章では経営分析に活かすための貸借対照表(BL)の読み方、
第4・5章では経営分析に活かすための損益計算書(PL)の読み方を説明。
第6章では付加価値の計算方法や労働分配率について説明。
第7章では損益分岐点を用いた採算管理の方法を紹介。
第8章では資金繰りの改善方法を紹介。
第9章ではキャッシュフロー経営の実践方法について書かれています。
いずれも、決算書のデータをただ分析するだけではなく、企業の業務内容・財務内容の改善に役立てるための情報が数多く紹介されています。
こう書くと「むずかしそう」・「読みにくそう」と思われるかもしれませんが、
ほとんどの項目が2~4ページにコンパクトにまとめられていて、図表も多く用いられているので読みやすい本だと思います。
とくに企業経営者や経営部門の方、また経済学部・経営学部など社会科学系学部の学生さんにもおすすめの一冊です。
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