ムース・オ・ショコラの誕生日ケーキ
今年の春、近所に住むベトナム人留学生の女の子と知り合いました。
まだ19歳で日本に来たばかりでした。
以来、LINEしたり時々一緒にごはんを食べる仲になりました。
そんなジンちゃんの20歳のお誕生日に、バースデーケーキをプレゼントしました。
彼女はチョコレートが大好きなので、ムース・オ・ショコラを作りました。
考えてみたらホールケーキを作るのなんて5年ぶり、もっとかな?
病気になってから凝ったケーキ作りから遠ざかっています。
ところが体は覚えているものですね。作り出したらすいすいとできました。
まずはココアのジェノワーズ(スポンジ)を焼いて、ジッパー袋に入れて一晩冷蔵庫で休ませます。
一晩寝かすとしっとりするし、切りやすいことも思い出しました。
1cmの厚さにスライスします。
3枚になりました。
1枚を底に敷き、チョコムースを半分流し込みます。
1枚をひと回り小さく切ってムースの上に乗せ、さらにムースを流し込みすり切ります。
冷蔵庫で半日ほど冷やしたら、セルクルの周りに蒸しタオルをぐるっと巻き30秒ほど温めます。
すぽっとセルクルがはずれました。
網の上に乗せて、ココアグラサージュでコーティング。
久しぶりに作ったら、グラサージュがゆるくて表面がボコボコになったのが悔やまれます。
季節はずれのラズベリーとブルーベリーで飾り付け。近所のスーパーで奇跡的に見つけました。
溶けない粉砂糖をかけたラズベリーと、ナパージュをかけたラズベリーを混ぜるとプロっぽい見た目になるような気がしています。
プラスチックチョコレートでお花とハート型のプレートを作りました。
なんとか形になりました。
ジンちゃんにプレゼントしたら、歓声を上げて喜んでくれました。
その日の夜、日本語学校のお友達が集まって誕生日パーティーを開いてくれるとのこと。
みんなで食べてね。
チョコムースが余ったので、私の味見用にこれを作りました。
100円ショップのおかず用パックに、余ったココアスポンジをちぎって敷いて、ココアムースを入れグラサージュを入れたもの。
おいしくできてほっとしました。
翌日、ジンちゃんからパーティーの写真が届きました。
それともう一つケーキの写真が!
お友達が用意してくれたケーキだそうです。素敵なデザイン!
なかなか見かけないデザインのケーキだなと思い、どこで購入したのかお友達に聞いてもらいました。
すると、ベトナム語に対応しているケーキ屋さん、「夜のケーキ屋さん」というお店で購入したそうです。
歌舞伎町にあるケーキ屋さんみたいです。
ネットで「夜のケーキ屋さん」
Instagramを見てびっくり!
どうやら夜のお店や芸能界のお客が多い様子。札束のケーキなんて初めて見ました!
なかなかデパ地下のケーキ屋さんなどでは見かけないデコレーション技術の数々ですごく勉強になります。
ジンちゃんのおかげで、5年ぶりにホールケーキを作り、新しいケーキ屋さんを知りました。
新しい出会いは、新しい刺激を生みますね。