ありがたいことに、最近は、アンガーマネジメント初めて講座を受けてくださる男性の方が増えています。
受けてくださる方の中で多いお悩みのひとつが「怒ると顔に出る」です。
このような怒りが顔に出る男性は、怒鳴ったり暴れるような激しく怒りを表現するのではなく、「言わずに黙る」とか「無言で態度に出る」パターンです。
このように、「静か」に、しかし「確実に」怒りを表現してしまうのは、「怒ることはダメなこと」という意識と「でも分かって欲しい気持ち」が葛藤しているからです。
なので、顔に出さないためには怒らない、ではなく「分かってほしい」という気持ちのほうに目を向けて、そこを丁寧に整理していくことを考えてみましょう。
先日講座を受けてくださったAさんは、仕事に対してとても真面目に、プロとしてのプライドを持って取り組んでいらっしゃる方でした。
「仕事をするなら、求められていること以上の結果を上げるべきだ」と考え、日々取り組んでいらっしゃいます。
他方で、同僚の方は決められたレベルまでやればOKというスタンス。
相手が特に悪いわけではないのに、「もっとやれるはずなのに怠けている」とAさんの中で感じてしまい、つい腹が立って、顔に出てしまうということでした。
講座では4つの怒りのパターン(*1)をお伝えしていて、Aさんの場合は「自分ルールの遵守(じゅんしゅ)を相手にも求めてしまう」パターンの怒りであるという気づきがありました。
自分がなぜイライラしているのか、パターンを知って、「これは本当に怒るべきことなのか?」と改めて考えることで、相手へのイライラする気持ちを見直すことができます。
感情をコントロールした上で、「せっかくやるなら、ここまでやってみたらどうかな?」など、自分の考えを建設的に伝えることができるようになります。
「怒ると顔に出てしまうのはダメだ」と自分を責める前に、「どうして自分はそんなにイラッとしたのか?」を丁寧に振り返ってみてください。
その奥には、伝わっていないと感じる気持ちや、大切にしている価値観があるはずです。
アンガーマネジメントは、その“怒りの奥”に気づき、整える技術です。
表情を変えるために、感情とつき合うスキルを、少しずつ身につけていきましょう。
なんだか回りくどいようですが、「怒ると顔に出る」ことを根性やテクニックで抑えるのではなく、「感情を整えた結果として、顔に出にくくなる」という順序が、実は一番効果があって近道なんです。
練習を重ねることで、「あ、今は顔に出さずに済んだかも」と気づける場面が、きっと増えていきますよ。
(*1)4つの怒りパターン。
講座では、怒りが生まれやすくなる4つの“内側の状態”について整理しています:
1. 自分で「怒る」という感情を選んでいる
2. 自分ルールの遵守(じゅんしゅ)を相手にも求めてしまう
3. 自己肯定感が低い
4. 心のゆとりがない
※お知らせ※
このブログは、2024年8月より はてなブログ へお引っ越し予定です🍀
現在は移行準備中につき、あれこれ試行錯誤しながら整えている段階です。
ご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、温かく見守っていただけましたら幸いです☺️
7月中は、アメブロでも並行して更新しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。