今年の7月に上海で始めてパンダの赤ちゃんが生まれ、赤ちゃんパンダの名前が一般公募されていました。


 

集まったたくさんの候補から決まった名前は 

 

「花生」 ピーナッツ ちゃんでした。

 

沪首个熊猫宝宝"花生"双满月 百万网友票选新名字

http://sh.qq.com/a/20160910/009850.htm

 

 

2016年大晦日はコメダカフェを目指して参加したマラニックで野生動物園の横を通ったこともあり、赤ちゃんパンダは元気かな~なんて思っていたところ、

 

昨日のニュース

 

大熊猫母女“帼帼”“花生”突发疾病 抢救无效离世

 

「ジャイアントパンダの母娘 幗幗 花生 突然の発病し救命も効果なく世を去る」

 

なんてこと。。。

 

私が野生動物園の横を走っていたその日に花生ちゃんはお母さんを追って天国に旅立ったのです。

 

 

 

 

大熊猫=ジャイアントパンダ は中国の国宝です。ジャイアントパンダはWWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)のロゴマークでも有名ですが、中国には70近くの保護地区があり、保護活動の成果で「絶滅危惧種」から「危急種」となっているそうです。

 

 

大切に大切に飼育されいた国宝の突然の不幸はかなり大変なことのような気がします。

 

 

ずいぶん前ですが、浙江省の衢州市に森林浴に遊びに行った時、町の小さな公園にパンダがいたんです。

公園には無料で入れて、パンダがいる特別コーナーだけ10元くらい観覧料を払ってみれるようになっていました。

 

そしてそのパンダさんのおやじっぷりに衝撃をうけたのでした。

 

まるで温泉で寛ぐおじさん。。。

 

公園の入り口に看板と赤幕の公告がでていました。

 

「ジャイアントパンダ楽園」

「0距離で中国の国宝に接触できます」

「あなたはゼロ距離でジャイアントパンダに接触しましたか?」

 

 

花生ちゃんのニュースから思い出したおっさんパンダ、調べてみるとちゃんと名前が分かりました。

 

迪迪さん

 

成都のパンダ保護施設で生まれたそうですが、生まれてすぐ中国政府からプレゼントして香港に送られ、香港の海洋公園で暮らしていたそうですが、その後は中国に里帰りして、私が見かけた浙江省の衢州市や、鄭州など出張展示パンダとして活躍されているようです。

 

大熊猫迪迪和知春入住安阳啦,快去人民公园围观

http://news.china.com.cn/live/2015-10/02/content_34402840.htm

 

迪迪さんの紹介として、

 

21歳、身長1M70CM 121キロ(2015年時点)迪迪是个壮小伙,贪睡不爱运动,每天睡觉10多个小时。如果饲养员不叫醒它,它可以睡到下午才起床吃东西。饭后或晒太阳睡觉、或吹空调睡觉。其睡姿比较独特,四脚朝天。

 

迪迪は青年で、運動が好きではなく寝るのが大好き、毎日10時間ほど寝ています。もし飼育員が起こさなければ午後になってやっと起きて食事します。食事の後は日光浴しながら、もしくはエアコンのある場所で寝ています。寝相がとても独特で両手両足を空に向けて(大の字になって)寝ます。

 

かなりのマイペースさんのようです・

 

出張に行くときはいつも小さな檻にいれられて移動だし、移動先ではたくさんの人民の見世物になるわけだから、センシティブなパンダさんではこの業務は務まりませんよね。。。。

 

 

パンダってほんとうに可愛いですよね、中国では国宝として大事にされ、世界から愛されているはずのパンダですが、パンダを取り巻く現状を知ると複雑な気持ちになりました。

 

WWFパンダの保護活動について

パンダの歴史や生態など

https://www.wwf.or.jp/activities/wildlife/cat1014/cat1069/

 

花生ちゃんは天国でママと楽しく日向ぼっこしながらごろごろお昼寝してたりしてたらいいなぁと思います。