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「夫や家族に自分の言いたいことが言えないんです。

知らない内に我慢するのがクセになり、その方が楽になって。。。

でも時々、「助けて!」と叫びたくなってしまうこともあるのです」

 

こんな話を、学生時代の後輩が
先日していました。

彼女だけでなく、
世のなかの女性や
主婦の方で、同じように
感じている人って
案外たくさんいるのでは??

 

特に50代、60代の女性は、
自分達の両親世代が
「苦しいことは我慢する」のが
当たりまえで美しい事だと
考えている世代です。

 
世の中の根拠のない常識を
真っすぐに信じてしまっている
のがこの世代かもしれません。

 

なぜ、言いたいことが言えなく
なってしまったのだろう??
親の影響だけなく、
他にも理由があります。


本日は、
「言いたいことが言えない理由」
についてお話しをします。

理由その①

「過去に同じような事を言って、相手を怒らせてしまった経験がある」
ある幼稚園の子供のいる
主婦の女性は、
仕事の復帰がしたくて
ずっとタイミングを
待っています。

「小さな子供を保育園に預けてまで働くことはない!」と以前、夫に言われた事がありました。

だから、また同じことを
言われることが恐怖で
言い出せません。

理由その②
「自分が我慢すればいい事なんだ」
夫のテレビを
観ている時の
音量が大きくて、
気になっている
のに、その事が言えないでいる
主婦がいます。

「小さくして!」と言ったら
「機嫌が悪くなるんじゃないか?」
「細かいことをうるさく言うなっていわれるのでは?」
という懸念があって言えません。

「私が我慢すれば言い争いにならない」
「自分が器が小さいから気になってしまうんだ」
と自分のせいだと
思い込みをするクセが
ついてしまっているのです。

 
理由その③
「男尊女卑の考え方」

ある共働きをしている女性は、
自分だけが家事と両立していることに不満を持っていました。

 夫にも食事をつくったり、
食器を洗ったりして欲しいと
思っているのに、つい、
「夫の方が稼ぎが多いのだから
仕方ない」

「男性に女性が偉そうに意見するのは嫌がられる」
というような考え方が
知らない内に
根付いてしまっているのです。


あなたにも心あたりは
あるのではないでしょうか?

 理由がわかったけれど、
これをどうすれば、
言いたいことが
相手に伝えられるのか?

 意識すると良い方法が
二つあります。

 1つは、
自分の伝えたい事を
相手に伝えるまえに、
相手の事を観察して
みてください。

更に、相手の話を
とことん聴いてみてください。

 もしかしたら、
家事を全くやっていない
と思っていた夫は、
妻の知らない所で夫なりに
手伝いをしているかもしれません

 夫の話を一生懸命に聴いたら
あなたの話もじっくり
聴いてくれるかもしれません。

 もう一つは、
見返りの心を捨ててください。

「私だってこんなにやっているんだからあなたもやるべき」

「私はこうな風にやったのだから
あなたも同じようにやって欲しい」

 こういう気持ちが積み重ねっていくと自然に顔に出てしまいます。

相手に期待をしないと
決めることです。

 自分が出来ることを、
出来る範囲で
頑張ればいいのです。

 

親切にしたい人には親切にして、
したくない人とは距離を置いて
ほどほどに接すればよいのです。

 
無理なく自分らしく、
楽に生きるには、
相手の話を聴くことと、
相手に見返りを求めないこと

を意識することを
挑戦してみてくださいね。

 そのためにも、
あなた自身に不満や、
苦しみやストレスがあると、
相手の話を聴くことは
できません。

まず、自分の状態を
よくすることに意識を
向けてみましょうね。

本日も最後まで
読んでくださり
感謝します。