一人多重録音というと、よく楽器やってる人が自分の演奏をYouTubeに載せたりしているのをたまに見ます。合唱でもできるんじゃないかと思い立ち、盆休みを利用して体験してみました。


使うのはiPadに最初から入っているアプリのGarage Bandです。


使ってみて思ったのが、これはかなりいい練習になるぞということでした。


今回取り上げたのはシベリウスのフィンランディア。男声合唱をしている人ならほぼ全員が知っているであろう、グリークラブアルバムに載っているものです。


僕はバリトン(もしくはバス)なので、トップの声はまともには出ません。出ない音域はファルセットでカバーします。


まずはバスパートを録音してそれからバリトン、セカンドと積み重ねていき最後にトップの音を入れました。


バス2人、バリトン2人、セカンド2人、トップ5人という布陣です。トップだけやたら多いのは薄めのファルセットで音圧が弱いので人数でカバーする作戦。


録音を重ねていくうちに、自分のパートの横の動きだけではなく、和音進行の縦の流れを同時に意識することがいかに大事か、そして難しいかということに気付きました。例えば、横の流れで見ると移動ドで「ミ」なんだけど、縦で見ると根音になってるとか、逆に横の流れでは「ド」なんだけど、縦で見ると第5音になっているとか、そういった要素を見過ごしてはいけないと感じました。また、一口にユニゾンと言っても、バスは音が上がっていく上での終着地点だけどバリトンは音が下がっていく終着地点でユニゾンが合いにくい、ということも改めて実感しました。


普段の練習では一人で1パートしか歌えないので、こういう機会に色んなパートを歌ってみてそれぞれの立場でどこが合いにくいのか、歌いにくいのかを再確認するよい機会となりました。


Garage Bandさえあればできるので、iPhoneかiPadを持っている人はぜひ試してみてください。(他にも無料で使えるアプリはいろいろあるようですし)


なお、録音の際はヘッドホンは必須です(ヘッドホンが無いとスピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうため)。外部マイクはあってもなくてもどちらでもよいと思いますが、マイクを付けるとヘッドホンとの分岐が必要で、めんどくさいと思ってつけていません。また、Garage Band内のマイク設定は、エコーの類を切らないと音がワンワン鳴ります。


他にもいろいろ歌ってみたいと思っています。