練習報告(2018年10月14日) | アカペラサークルBAC(バク)

アカペラサークルBAC(バク)

中国・北京という異国の地で、ハーモニーを楽しんでいるアカペラサークルBAC(バク)の活動日誌です。

北京の春と秋は短いとよく言われますが、いま、ちょうど秋真っ只中というタイミングです。これから一気に寒くなっていくと同時に、また乾燥と静電気の季節がやってくるんだなと改めて思います。

秋まつりも終わって一段落し、国慶節休み明けの最初の練習となりました。
今回から、新しい2曲に取り組んでいます。
 

「小幸運」
オリジナルは、台湾の歌手、田馥甄(Hebe)さんが歌った、映画「我的少女時代」の主題歌です。私たちBACが取り組んだ中国語の曲としては、およそ1年前に「明天的煩悩交給明天」を歌ったとき以来となりますが、曲の知名度は今回のほうが断然高く、とても人気のある曲です。中国人メンバーにとっては(特にメロディーに関しては)、音取り不要なレベルですね。
基本的に、女性4人組が歌うアカペラバージョンの音源を参考に楽譜を作っていますが、混声のほうが楽に低音を聞かせられるので、ベースラインは「アルトが頑張って出せる最低音」をつなげるのではなく、よりベースラインっぽい歌い回しになるよう、少し作り変えてます。また、混声になって音域に幅が出る分、逆に、ハミングで歌う最後の和音では、ソプラノは5度ではなく3度のハモリに下げました(5度はテナーが出すことにします)。
演奏時間が比較的短い、テンポも速くない、(中国人メンバーにとっては)よく知っている中国語曲、という3拍子そろった美味しい曲なので、1回目の練習で曲を通して演奏できるようになりました。ソプラノはカラオケ状態なので楽勝ですね。ただ、アルトは俗にいう「ステイ」が2箇所ほどあり、しかもテナーと音がぶつかっていて、最初の音を拾ってくるのが結構難しいので、よそのパートからきっかけを見つけられるよう模索していきたいと思います。
 
「クリスマス・イブ」
山下達郎さんのクリスマス・イブです。日本では、「よく知っているクリスマスソング」ベスト10に入るくらいのメジャーな曲ですが、ほとんどの中国人メンバーにとっては、今回初めて聞いたとの事でした。ターゲットにしているステージは、北京日本倶楽部のクリスマスパーティーなので、そこのお客さんにとっては馴染みの曲だと思いますから、まあ問題ないでしょう。
山下達郎さんの原曲を、Pentatonixが英語のアカペラバージョンで歌っているのですが、それをもう一回日本語の歌詞に戻して歌う、という少々まどろっこしい経緯で楽譜を準備しています。リードとベースとボイパがちゃんと歌えば、途中で崩壊せず大ケガ無く演奏できると思い、この形にしました。そうはいっても、Pentatonixの彼らのような人間離れした技術は私たちにはありませんから、ベースは適当なところからオクターブ上で歌うようにしますし、ボイパも簡略化かつパターン化して演奏したいと思います。
この曲も今回が1回目の練習なので、歌詞の1番のおわりまで進められたらいいかな、くらいに思っていたのですが、意外なことに、間奏部分(いわゆるパッヘルベルのカノンの部分)も含め、最後まで通すことができて、ホッとしています。
コーラスパートでは、これまでの例にもれず、裏拍のリズムがとれずに、そこからリズムが崩壊する傾向があります。次回の練習以降、早めに修正したいと思います。
 

■次回練習は、10月28月(日)の予定です。あとたった4回ほどの練習で、クリスマスのステージに立ちたいと考えていますので、効率よく密度の濃い練習をしていきたいと思います。
 

【メンバーを随時募集しています!】
 麦子店にて隔週ピッチで練習しています。
 初心者の方も大歓迎です。
 歌うのが好きなメンバーが集まって、和気あいあいと活動しています。
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