ハイハイハイ
TACO
でっしょう、やっぱりね。
年が明けても、あいも変わらずですんまっしぇん。
皆さん、明けました。おめでとうございます。
ことしも、どぞひとつ、よろしくお付合いのほど、お願いいたしましょ。
いやあ、それにしてもね、いきなり昨年の話からで申し訳ないですけどね、
いや、昨年といっても、昨晩の大晦日の事ですよ。
ややこしいね、ここんとこ。
恒例のN響の第九がありましたね。
皆さん、見られましたか?
私ね、いつもではないけれど、大体見てるんですよ。
やっぱね、ホラ、一応クラシック畑の人間ですからね。
それとなくね、そんなちょっとつまらんプライドがね、そうさせるわけですよ。
ま、自分もイヤというほど歌ったり、多少アナリーゼ(曲の分析ね。練習指揮をやらせてもらったことがあるんで)やったリしたし、実はこの曲、ウィーンの楽友協会のホールで歌ったこともある(これは自慢です、ハッキリ言って)んで、当然それなりの興味もあるわけですが。
でね、昨日も途中まで半分眠りかぶりながら見てたんですけど、ちょっとビックリしましたよ。
いやね、それがね、ちょっとボロボロでね。
いや、正直ちょっとというか、あれって国営放送が放送して大丈夫だっだんだろうかと、勝手に心配してしまいましたよ。
見始めたのが2楽章の途中からだけど、なんとなく演奏が散漫な感じがしてたんだけど、何しろNHKホールですからね、音響的には期待できないので、そのせいかなと思ってたんですよね。
指揮者の人は有名な人で、結構分かりやすい指揮をしてたと思うんですよ。
暗譜でね。
で、なんとなく異変に気づいたのが、3楽章に入ってから、出が揃ってないなーとか、金管の音程にアレッと思わされたりしてね。
そのうちなんか細かい音程のミスが多いような気がしてきて。
そして、そのままアタッカ(つまり続けて)で、4楽章に飛び込んだんですけど、ワタシ的にはその出が、全然バラバラで、本当は爆発的に「ッダーン、ダダダダダダダ」って感じの出だしが、「ボニャーーン、ザザザザ~」って感じでね。
うわー、大丈夫かい?これ、ってね、それで完全に目が覚めちゃって。
そんで、合唱が入ってきたんだけど、これがさすがにそこそこ上手なんだけど、歌ってる顔が見事に無表情でね。
全然、「歓喜の歌」を歌ってますって感じじゃないんですよ。
やっぱね、この第九はね、ベトヴェン先生としてはね、歌の技術もさることながら、何というかね、気持ちで歌って欲しいと思われるところが大きいんじゃないかと思うんですよ。
私の知りあいのさる美人ピアニストがね、こんなこと言ってましたよ。
ちょっと長いけどね、面白いんでその時の話を全部のっけます。
その美人ピアニスト嬢と音程の話をしてた時に第九の話しがたまたま出まして、
「4楽章の最初のチェロバスの旋律の『ミミファソ(移動ドです)』のソの音が低いという人がいるけれど、あれは低くていいんじゃないかな。つまり、ようやく探し当てたその旋律を、まだ確信を持てずに恐る恐る出している感じがそこにあったほうがいいんじゃないか」とかね。
いや、もちろん、実際にはこんな無味乾燥な言い方じゃなくて、もっと魅力的にカワユク話してくれるんで、もう、こっちとしては多少疑問に感じても、全くの反論の余地はないわけです。
ま、これはともかく、その後にね、「合唱のソプラノが高いA(固定ドのラ)の音ですごく伸ばすでしょ?あれなんて、本当はかなり無理なことはわかっているんだけど、本当に歓喜に満ちて叫んで欲しいという気持ちでベトヴェン先生は書いているんじゃないかしら」みたいに言うわけですよ。
これはね、かなり納得しますよ。
すごく長くなったけど、ベトヴェン先生とか、ブラムス先生ってそういうところがあると思いますね。
全身全霊をかけて歌いきるというか、賛美しきるというかね、それを期待してるところがね。
モチロン、汚い音は困るけど、でも歌ってる表情はね、特にテレヴィとかだと、物凄く大事だと思うんだけど、(やっと話が戻るけど)昨日の第九の映像はね、申し訳ないけど、本当に無表情でした。
人によっては、全然口が動いてなくてさ、それじゃドイツ語は喋れないんじゃないですか、と言いたくなっちゃった。
ドイツ語の発音も気になるところが結構あったし。
で、ソリストなんだけど。
これが、極めつけの一歩手前(ややこしい言い方だな)で、テナーのソリストが調子が悪かったらしく、今まで聞いたことのないことをやってましたね。
あの男声合唱とのカッコイイテナーソロの部分。
途中で上のGが出てくるところだと思うけど、いきなりオクターブ下で歌いましたね。
これはね、ホント、飛び上がるぐらいビックリしましたよ。
その後は、もう合唱にかき消されて殆ど聞こえませんでした。
後半のアンサンブルの確かアダージョのところで3連符で各ソリストが順番に駆け上がっていく聞かせ所も完全にファルセットでしたね。
よほど調子が悪かったんでしょうね。
なんか、他日の公演では代役のソリストが出たみたいですね。
でも、だったらどうして、その代役のソリストの分を放映しなかったのかなぁ。
やっぱり録画する公演は決まってて差し替えられなかったのかなぁ。
そしてソプラノのソロも、逆に元気なんだけど、音程が全体に浮き加減で、4人の中でもちょっと声というか歌が浮いてるように感じましたね、最後まで。
それで、相変わらず、オケのアンサンブルは、ちょっとザツ気味というか、何となく、縦が揃ってなかったり、ユニゾンの旋律で音程がアレッと思うところがあったりと、これ本当にN響?って感じがありまして、で、極めつけが、
最後の方でピッコロが高いAの音を伸ばすところがあるんだけど、どうもこれが楽譜よりもオクターブ高く?吹いているらしくって(指揮者の拘り?)、これが物凄く鳴り響いて、一瞬、テレビが壊れたか、外で火消しが笛吹いたかって思うぐらい、つまり申し訳ないけれど、バランスの問題もあるけど、要は全く音楽的な音に聞こえなかったんですよね。
本当に、ウワーっって感じの演奏でした。
で、指揮者は、満足しなかったのか、結構サッサと帰っちゃいましたね。
ソリストと握手もしなかったし、指揮台の上からソリストにさっさと引っ込むように指示してたし、映像の上でだけど、合唱指揮者も登場しませんでしたね。
いや、ある意味、個人的には、レアなビックリ凄い演奏を聴きました。
世相を反映したのかなぁ。・・・(;´Д`)ウウッマサカ…
で、その後、カウントダウンのジルベスターコンサートも見ましたけど、これも、ちょっと残念ながら失敗でしたね。
で、やっぱプロといえども、難しいものは難しいんだなと思いました。
ただ、このカウントダウンに関して言えば、というか、もしかしたらこれは最近の全体の傾向なのかもしれないけれど、さっきのN響の第九も含めて、もしかしたらこういう世界、華やかでポピュラーになる一方、本当に職人的な仕事が出来る人の割合が減っているのかなと思ったりもします。
で、逆にね、実はこれも昨日の午後に小沢征爾さんの番組があってて、ベルリンフィルでチャイコフスキーの「悲愴」をやってましたが、これは素晴しかった。
音も凄いけど、演奏者の表情が本当に素晴しい。
引き込まれるような音楽でした。
いやあ、新春から無駄に長くなりましたよ。
今年もこの調子で行きますからね。
TACOトークは、天邪鬼的、独善的、唯我独尊、我田引水、自画自賛的音楽人生哲学ですからね。
うっかりしてると、無駄に読んで人生を棒に振りますよ(私は棒を振ってます( ・_ゝ・)ツマンネ)。
後悔しても知りませんよ。
エー。
今年も、初日を愛宕神社に見に行きました。
残念ながら、初日自体は拝めませんでしたが、日の出の時刻にほんのりと空に赤みがさしたところがあって、それなりに十分ありがたみがありました。
(ン、こんな感じね)
その後直ぐに雪が降りしきってきましてね、なんだか気持ちの引き締まる良い初詣になりましたよ。
今年は皆さんはどういう年にしたいですか?
私はね、今年は、ちょっと無茶したいですね。
え、いつも無茶してる?
ま、そういう部分もありますけどね、でも、結構これで用心深いんですよ、基本的にね。
【馬路ヵッ?!】*oдO●)オドロィタァ。o○
で、今年はね、昨年みたいな何年越しっていう大事な行事もないしね、ちょっとかなりお気楽なんですよ、おそらく。
だからね、ちょっと大胆にね、行ってみようかと思います。
実は、今年は年男なんでね。
おかげさまでやりたいことも沢山あるんで、ちょいとエンジンを吹かして飛ばしてみようと思いますよ。
Chor Solfa!もまた色々と仕掛けを考えていきますよ。
とにかく基本は、元気で楽しく歌って飲んで食べて騒ぐ!
(デ、チョットシゴト…コレモガンバラナイトャバァ~(・Д・;(・Д・;(・Д・;…))
今年もコレダ!![]()