ハイハイハイ
TACO
でしょう。
まずは、一昨日の土曜日、あかでみのショウ(もうあれは演奏会ぢゃないね)にお越しいただいた皆さん。
アリガトダンケアモーレでした。
凄い雨だったのに、ちょい立ち見が出るという盛況ぶり。
みんな、どうしたことかね?ホント。よほど世間に娯楽が乏しいと見えるね。
でも、ホント、楽しんでいただけたでしょうかね?
うちのツクシンに感想を聴いたら、
「・・・ビックリした」と。
・・・それ、ふつう合唱の演奏会の感想で使うヴォキャじゃないよ。ドラリオンぢゃないんだよ。
でもある意味合唱界のドラリオンかね?あれは。
但しトランポリンで空飛んだ奴が、そのまま次々に床に墜落するとかね。
これは驚くよ。あぶなくて見てられないよ。
確かに体はハってましたね。
個人的には、ある意味これからの人生をハってる奴もいたね。かわいそうに…。
そんで、例の如く、演奏会が終わったら、「お楽しみはこれからだ!」ってわけで、
レセプションがあって、二次会があって、三次会があって…
いやでもホントはね、最初、私はレセプションで帰るつもりだったんですよ、いや、信じてないと思うけどね。
だって、次の日は、朝から大事なC. Solfa!の練習だし、昼からはちょち仕事もあったし、
夜はキャプテンIGUROの壮行会って聞いてたからね。
何とかしなきゃと思ってたんだよ、本当に。
しかしね、結局負けました。スミマセン・・・。
いや、だってな、なにせ今回はそこまで付き合うお客さんが多くてさ、しかも若い女性が多かったんよ。
イヤイヤ、だから最後まで居たってわけぢゃなくてさ。
やっぱ、ほらぁ、若い奴らがそうやって頑張ってるわけでしょ?ね?
ほっとくわけにもいかないよなぁ、こりゃさぁ。
ま、いいですけど。
スミマセン、IGRO殿、行けなくて…
でね、今日の話は、そのことではなくてね、ま、そのことがあった上での昨日の練習に関してなんだけどね。
結論から申しましょう。
私、ちょっと覚醒(awaken)しましたよ。
(ここでどうでもいい話だけど、イエスっていうプログレロックバンドの曲で
「Awaken」って奴があるんだけど、これがね、聴いたら死にますよ。良すぎてね。
この曲が入ってるアルバム「Going For The One」は最高です。死にます。)
これこそ「身から出たワサビ」って奴ですよ。
「災い転じてぶくぶく太る」ってやつの反語ですよね。
つまり、自分で招いたバッドな出来事が、逆に作用してグッドな結果を得るというね。
ピリッと効いたワサビみたいに、ツーンとね、辛いんだけどそれがいい感じに作用するみたいにね。
(ちなみに「災い転じてぶくぶく…」は災いが災いを呼んでごろごろと雪だるま式に膨らむ、
同時にストレスで自分もぶくぶく太ってしまうと言う最悪の状態を言いますね)
え?違います?
え?「身からでたわ!錆が!」ですって?ん?錆ぢゃなくて鯖?そりゃ驚く。
え?「わざわざ天神!服着たる!」(関西の諺?天神様は普通ハダカ?で、服着てて驚いたって事?
それともわざわざ天神に出るから、服着て出かけようってこと?いつもは裸?未開原住民の諺?今宿?)
イヤイヤイヤ、違いますよ、二つとも。全然。
まあ、細かいことはいいですけどね。
で、何かと言いますと、(ここからは真面目ですよ)
昨日の練習、正直言いまして、あまりのきつさに最初から発声練習なんて全くやる気分ぢゃなくて、
もう、いきなり楽譜の譜読みに入ったわけですよ。
とにかく皆が歌ってりゃいいわけですから、こりゃ楽ですよ。
指揮もとってもいい加減、というか殆ど最初のアインザッツだけだったからね。
で、「過去の練習」にも書いたとおり、38曲歌ったわけです。
で、私も何もしないわけにはいかないから、昨日は、最初バスがいなかったもんで、私もバスを歌ったわけです。
(途中からHiranottyが見えましたが、そのままバスを歌ったんだけど、
Hiranotty先生と一緒にバスを歌ったのは、生まれて初めてだな、多分)
というわけで、昨日は普通でない練習をやったわけです、結果的に。
でもこの異例の練習でね、思いがけず、二つ、「コレダ!」と思ったわけです。
一つはね、…
普通、合唱の練習ってさ、あかでみもそうだし、ふぇらいいいいんさんもそうだし、
それに、特に学生の団体だと最初にもっと発声練習とかちゃんとあるぢゃないですか。
あかでみでもやりますよ。
あれさ、私も普通だと思ってましたよ。
でもね、それ、違うね。勿論、「間違い」というわけではない。悪いことでもないけど。
でもさ、それが普通と思うのは、少なくとも違うね。
逆に一般の合唱団は私の知ってる限り、時間になったら曲の練習に入りますね。
あれ、多分、あれが本当だね。最初は私もそれに違和感がありましたがね。
ま、勿論、初心者にはそれなりの基礎練習や知識を得るための時間が確かに必要だと思うけど、
それと、音楽そのものの時間は決してイコールじゃないと言うかね。
つまりね、英語で言うところの「Practice」と「Play」は別でね。
で、本当は、「Practice」は個人的にでもやるべきことでね、
皆と合わせる時は、「練習」であっても「play」であってね、
いきなり曲なりの音楽に没入できることが、大事なんだね。
同じようなことを前にも書いたことがあるけど、さらに進化しましたね、自分的には。
ん?極端になった?ま、確かにね。
しょうがないかもしれないけど、合唱の練習って、
その「Practice」と「play」がいっしょくたになっていると言うかね。
勿論、どんな練習でも混ざるもんだろうけど、その辺の認識ができてないと言うかね。
だからね、結論を端折りますと、
昨日みたいに集まって時間になったらいきなり曲の練習に入ると言うのは、とても素晴しいと思いました。
本来こうあるべきだと思いました。
ただ、発声練習やなんかが悪いわけじゃないけど、
それはそれとして本来この時間にはあまり必要のない?時間であると言うことを認識しないといけない。
だから、最小限にやるべきでしょうね。
で、それを本当にやりたい時は、その為の時間をたっぷり取ってやる。
で、場合によっては、一人ずつやるべきだね。
だから、これからは、最初の基礎練習を極力短くしたいと思います。
これ、結構、覚悟と努力が要るんだよね。
場合によってはなくしたほうがいいかもしれん。
曲の中で悪いところは治していくというのもあるんだと思うし。
そして、この最後の方ともちょっと関連して、二つ目。
私はね、指揮者としての自分の立場を見直しましたよ。
イヤ、見直したって、褒めてるってことではなくて、その役割をね、見つめ直したっていうかね。
指揮者はさ、棒を振りますよね。
で、棒を振ると、確かに皆、揃うんだよ。
で、当然、できるだけ揃うように、指揮者は指揮の練習をするわけです。
だけどね、昨日ずっと中に入って歌ってて、殆ど棒を振らなかったんだけど、
ハッキリ言って、こっちの方が、ずっと面白いね。
勿論、歌っていると、客観的には指揮をしてるほど良く聴けないし、揃わなかったりする。
でもね、なんていうかね、よっぽど一緒に音楽やってる気になったんだよなぁ。
最近、かの合唱界の暗黒賊団Barber TESHIMAで歌ってますが、ああいう感覚にちょっと近かったね。
特にああやってさ、丸くなって皆の顔が見える状態でやってるとね、
本当に音楽で会話をしているような気になることが何度かあるんだよな。
あれがね、ちょっとたまらないと言うかね。
言葉の会話より、よっぽど面白かったり、グッと胸に来たりする。
特にさ、なんか良い具合のハーモニーが決まったりするとさ、
ホント、「みんな、有難う!」って、世界の中心で叫びたくなるよ。
で、一方、確かに指揮者って、皆の意識の一端を自分に集めてまとめ上げていくもんだし、
そういう意味では存在感があったほうがいいとも思う。
実際良い指揮者は、その人に勝手に引っ張られていくような感じがするよね。
でもね、逆に指揮者がいないような錯覚に陥るぐらい、自分達の音楽に没入させることが出来たら、
それこそ指揮者の最高の仕事ぢゃないかとも思うね。
てことはさ、これは改めて言うことぢゃないけど、指揮者は黒子であり、下働きというか、
練習という舞台を設定する為の準備屋なんだよな。
それが一番大事なことで、それが出来て皆が気持ちよく歌えりゃ、それでいいんだよ。
勿論、トレーナ的要素もあるけど、それだって、もっと皆が音楽が面白くなる為にやることだもんな。
なんかだんだん独白的になってきたゾ。
で、これも結論をちょっと端折るとね、ま、自分が特に今、歌そのものが面白いと言うのもあるけど、
一緒に歌うことにしますよ、これから。
その中で、やれることをやるようにしようとね。
それを出来るだけ、言葉ではなくて、音楽でね。
なんか、前に立って指揮をして、時々止めて、文句を言って、またその部分を練習…って、
いや、確かに大事なんだけど、なんかね、バカバカしいっていうかね、
いや、スミマセン、不謹慎なのはわかってるんだけど、
少なくともChor Solfa!では、そうでない練習ができるんぢゃないかなと思うわけです。
「練習」という日本語の言葉がね、そもそもどうもそぐわないと言うか・・・。
それに、リクエストというのも良いね。
そのメムバーの好きな曲というか、その時の気分の曲を皆で歌うというのは悪くないね。
というわけで、次の練習からこんな感じにしたいね。
ひとーつ。
最初の基礎練習はなし。もしくは、ちょこっと。
ひとーつ。
TACOも必ず中に入って歌う。
そして、もうひとーつ。
席は、出来るだけ丸くします。
そう、大体さ、なんでああやって、合唱の練習の時にさ、席を横一列に並べるのかね?
これ、正直、昔からの疑問なんだけどね。
本番を想定してるのかね?
でも普通の練習では客は居ないんだから、できるだけ自分達で聴きやすいように、
或いはコミュニケーションがとりやすいようにしたほうがいいと思うね。
そう、これは恩師の藤井凡大先生も仰ってたけど、
アマチュアにとっては一回一回の練習が本番であって、
だから、練習で良い音をさせることが何より大事であって、
自分達の為に、つまり自分達が演奏者でなお且つ観客という練習というか演奏をやるべきだと仰ってましたよ。
特にChor Solfa!なんて演奏会の為の練習なんて頭から考えてない。
日曜日のあの時間に、純粋に自分達の音楽を楽しむ為にやってるんだから、
もっとその為にどうしたらいいか考えてもいいじゃないかと思いましたね。
ま、本番を決めたらその練習もしないといけないけどさ、それも多分、やりようがあるな、C. Solfa!らしく。
でもさ、どうしてもさ、ちょっと油断すると、何か世間一般の例に簡単に倣っちゃうんだよねー。
いけません。
というわけで、多分、結果的には練習はどんどんシンプルになっていって、
ますますフツーぢゃない合唱団の道を歩みそうだけど、
まあ、しょうがないよ、そもそもが既に色々フツーでないからね。
ただ、自分の中では、本来あるべき方向へ次第に向っているような気はしてます。
間違ってたら、ゴメンチャイよ。ハハハ。