子どもとわたしの親子関係#2 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

親はわが子に片思いで応援団長

(特に思春期は)で丁度良いと思っています。

 

 

長女は唯一同性で性格はわたしに似ずとても穏やかな良い子ですラブラブ

 

その娘が小6の一学期に帰宅した途端にわぁーと泣き崩れたことがありました。

そんなことはそれまでなかったので慌てたし驚きました。

 

ひとしきり泣いた後で、経緯を話してくれました。

その少し前、風邪で数日学校を休んでいたのですが、その間に何があったのか?

学校に行ったら突然、仲良しグループの子達から仲間外れ宣言をされたというのです。

 

全く寝耳に水で落ち込んでいる娘。

 

状況がわからずに学校に電話して担任と話しました。

その後、担任がいい加減な対応をして、出した結論が

娘がグループの誰かを仲間外れにしようと持ち掛けたのが原因だから、娘にも落ち度があった。むしろ娘は加害者だという話でした。

 

本人の希望もあり、翌日から学校を休ませました。

 

娘が誰かを仲間外れにしようとしたのが原因のいじめ。

そんな担任の説明に納得がいくわけもなく、真相がわからないままにはしておけないので、当時まだ乳児だったチョロちゃんを連れて学校に行きました。

 

こういう場合、関係する子ども一人一人に個別に話を聞く必要があるのですが、この担任は娘以外の4人の児童に同じ所で事情を聞いたのです。

 

担任のこの不手際が原因で本当のことがわからなくなりつつあったので校長先生に直談判したところ、校長先生もその方法が間違っていたと認め、わたしが直接関係児童から話を聞くことになりました。

 

担任同席で、関係児童4人とわたしで話をしました。

今更、一人一人と話してもラチが明かないからです。

 

その中の一人の子が、娘が自分を仲間外れにしようとしている。と言われてそれが嫌だからそう言い出した娘をグループから追い出そう。という事になったのだと説明してくれました。

他の子達も同じ意見でした。

 

娘が誰かを仲間外れにしよう。などと言う筈がありません。

 

それで、他の子に娘から直接◯◯ちゃんを仲間外れにしようと言われたの?か聞いたら、そうではない。と言いました。

 

じゃあ誰が言ったのか?

結局、その中の一人の子が全員にそう吹き込んで娘を悪者にしたてて、結果的に娘を仲間外れにする。という手の込んだいじめを企てた事がわかりました。

 

その子は担任(おじさん)のお気に入りの児童で、表面的には「勉強もできる良い子」だったので、担任はこの子の話を信じコロッと騙されたわけです。

 

真相がわかったので全部、校長に報告しました。

 

小学生の子どもがこんなに手の込んだ悪質ないじめを思いつくなんて、とても驚いたし恐ろしいと思いました。

 

担任にはそれぞれのお家にキチンと報告してください。

と伝えました。

 

娘はショックで学校に行けない時期が結構続きました。

 

いじめの首謀者だった子は、普段から家族(特に母親)への不満をよく口にしていたそうです。

そのはけ口にこういう事をしたのだと思う。

と娘が話してくれました。

 

それでもずっと仲良くしてきた友達からのこの仕打ちに心砕け、見ているわたしも辛かったです。

 

あのまま学校の担任に任せていたら、娘は悪者にされたまま「自分で蒔いた種」という事で自業自得だから仕方がない。と放置されていたでしょう。

 

娘が当日に直ぐ話してくれたから、わたしも関わって真相がわかったし守る事ができました。

 

いじめの問題は俗に言う

「子どものケンカに親が出て」

というのとは全く違います。

 

それが原因で命を落とす子もいるし、殺されてしまう子だっているのです。

遊びの延長なんかじゃなくて、こうなったら犯罪です。

 

呆れたのは首謀者の子の親が、

「先生が行けと言ったから来ました」と言って家に来た事です。

この親にしてこの子あり。

正にそうでした。

 

こんな風に無関心だから、家の中で子どもが孤独で孤立し、そのはけ口にいじめを企ててこんなに大きな問題に発展したのです。

 

その言葉を聞いて一緒に来ていたもう一人の子のお母さんが唖然としていました。

謝りに来たのだから良いだろう。という感じ。

実際、キチンとした謝罪の言葉など口にしませんでしたから。

 

この子は中学生になっても相変わらず標的を変えていじめを続けていたそうです。

 

いじめは(される子ではなくて)

いじめる側の子どもの家庭に問題がある。

と言っても過言ではないでしょう。

 

しばらく登校できずにいた娘の所に、毎朝、別のグループの子達が迎えに来てくれるようになりました。

「ウチらのグループにくれば良い」と誘ってくれたりもしました。

 

そうやっているうちに学校に行けるようになりました。

それ以降、娘はいじめの被害に遭っていません。

 

娘によると余りのショックに

「当時の記憶の一部がない」そうです。

 

そして後にも先にも、

あんなに怒っているお母さんを見たのは初めて。

お母さんがわたしの代わりに凄く怒っていたので驚いた。

のだそう。

 

そりゃあそうでしょう、大事な娘があんなに酷い目に遭わされて黙っている親なんていないよ。

と言いました。

 

娘は同性だからか思春期にはうまく親離れしましたが、今も相変わらず仲が良いですラブラブ

 

あの時、娘が話してくれなかったらどうなっていたか?

直ぐに話してくれて良かったと思っています。

 

いじめを受けている子がいたら、その子を守ってあげて欲しい。

そう切実に思います。

 

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜