SC(スクールカウンセラー)の役割って一体なんでしょう?
子どもが小中学生の頃、割と定期的に「お知らせ」のプリントが配られて、月のうち何曜日の何時から「心の教室」或いは「相談室」の様な部屋でSCが相談に乗ります。〜担任にお知らせください。…といった内容だったような…。
会った事もない素姓も知らない人に果たして相談や打ち明け話をする人がそういるとも思えないし、
子どもの発達のことや気になることを何でも…と言われたら、
子どもに問題がある?とか思われたり学校側に全部筒抜けになるリスクを考えたら、面談なんて早々頼まないでしょう。
子ども達はどう感じるのでしょう?
時々学校に来る知らない人に相談したいことがあるか?と聞かれてして欲しいという子はいるでしょうか?
卯月さんの息子さんは学校の養護教諭からの打診で定期的にカウンセリングを受けていました。
このカウンセラーはその時のことを保護者には何も伝えておらず、そのくせ勝手に診断を下し、何の手立てもしなかったのです。
大体、ドクター以外に診断をしてはいけない筈です。
検査(場合によっては面談も)を心理士が行ったとしても、実際に診断名をつけるのは医師にしかできません。
だから、このカウンセラーが保護者である卯月さんに、
息子さんが発達障害であるとか自閉症だと断言する様な事を何度も口にするのを読んで、何の為のカウンセラーなのか?と思いました。
単なるノルマ?の為であって、息子さんの事など全く気にかけてはいなかったのだ。と…。
かつて、学校で支援員のお仕事をされていた
ねこ母さんのブログ も、この本の感想が綴られています。
この記事はスクールカウンセラーの事。
実際に学校で働いた経験上、こういうスクールカウンセラーもいる。という事でしょう。
こういうカウンセラーが多いと思うのは子ども達が通った学校もですが、どの学校にも不登校の児童・生徒が多数いて、それが解決できていませんし、ということは単なる帳尻合わせ、ノルマを果たしているだけの存在だからでしょう。
チョロちゃんが中学生の時は特別支援学級の担任が毎年変わりました。1年生の時と3年生の時の担任はハッキリ言って大ハズレで、チョロちゃんとスクールカウンセラーの面談を勝手に取り決めたことがありました。
その時のブログがこちら
当時、一瞬だけど行きたい学校よりもスクールカウンセラーが口にした学校の方が良いのか?…と思わされた様な口調だったチョロちゃん。
チョロちゃんのこれまでの事も、当時の事も、更には自閉っ子のこういう特性も知らず(意に介さず)無責任に進路相談よろしく余計な事をして、害でしかなかったスクールカウンセラー。
卯月さんが息子さんの事をより理解したくて、かつてのスクールカウンセラーに手紙を書き面談を申し込んだ時の失礼な対応は、読んでいて憤慨しました。
そして、言い放ったのが
「お母さん、◯◯君に対してお悔やみの言葉がなかった言っていましたけど、私、全然悲しくないんですよ。彼は私の中で生きているんです。だから、全く悲しくないんです。……死んでも想っていますから、心の中で生きていますから、全然悲しくないんです」
更には、
「……今さら犯人探しをして何になるんだ!」
とも口にしました。
驚くのはこの方、アスペルガーの人達のためにNPO 法人を作って活動している大学の先生で「私も発達障害系なんです……」と、訳のわからない理屈で逃れようとでも思ったのでしょうか?
卯月さんの息子さんの事を本当に想っていたなら、もっと密に親である卯月さんと連絡を取り合って、息子さんの事を伝えたでしょう。
卯月さんは犯人探しをしたいのではなくて、
愛する我が子がどうして死を選ばなければならなかったのか?
という親として当たり前の事が知りたかっただけなのです。
そんな事もわからない人だったのです。