感覚過敏にはそれぞれに様々なタイプがあって、同じ自閉っ子でもあってもみんな違います。
チョロちゃんの聴覚過敏は大きな音に限定されてはいませんでした。
状況によってはいくつかの過敏さが複合的に表面化することがあって、例えば道を歩いている時に
大きなバイク
とか
トラック
が近づいている時は音が聞こえる前の道を伝わってくる微かな振動(?)の様なものをいち早く察知してその場に立ち止まり両耳を塞いでフリーズしていました。
聴覚過敏が治った今では勿論そんなことはありません。
聴覚過敏で振動…というと「打ち上げ花火」があります。
幼児期のチョロちゃんを地元の大きな花火大会に連れて行ったことがあります。
会場近くのビルの屋上に上がって鑑賞した時、当然ながら大きな音もですがお腹に響くほどの振動がありましたが、チョロちゃんは奇麗な花火に大喜びでした。
こんな風に
好きな事が感覚の過敏さに勝ってしまうと意外と大丈夫なものなのだなぁ~と思いました。
この時も、万が一チョロちゃんが嫌がったら即、帰宅しようと決めて行きました。
だけど、何となく大丈夫そう…という気持ちがありました。
昨日のお話にもありましたが、親の方で勝手に
この子は感覚過敏だから~~は駄目だろう。
…とずっと経験することを閉ざしたままだと、実は子どもが成長に伴って育っている色々な感覚に気づかずにいることがある。
…というお話が腑に落ちました。
いつまでもずっと感覚過敏のままではない。
…というのは我が子で確認ずみですし、チョロちゃんが幼児期にはなかった本「感覚過敏は治りますか?」と、何よりも著者の栗本啓司先生がいらっしゃるのですから、心強いですね!
花火大会には一応、イヤーマフを持って行きはしましたが最初から着けることはしないで
花火が始まってチョロちゃんが耳を塞ぐようなら出せばいい。
くらいに考えていました。それでもダメなら帰ってくればいいのだから。
…というスタンスです。
わたしは大雑把ですから、神経質になり過ぎなかった事が結果的には良かったのだと思いました
親が臆病だったり、親の腰が引けていると
チャレンジしてみよう!
とい気持ちには中々なれないと思います。
虐待はいけませんが挑戦させてみないと成長できないことも確かです。
そこら辺は
親としての観察眼
というか、
子どもの感覚がどう変化しているか?
という事に好奇心を持って関わっていくと意外と子どもは平気だったりすることが多いことに気づくでしょう。
大切に真綿で包んだままでは子どもの成長度合いを確認することができませんから、真綿を外してありのままの子どもの今、をしっかりと受け止めて親子でラクになれたらいいですね
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう