女優の岡江久美子さんがお亡くなりになったという悲しいニュースを聞いた時、事務所の方が「乳癌の手術後、放射線治療を受けていたので免疫力が低下していた」という様なお話をしておられました。
この事に異議を唱えていらっしゃる方もいましたが、確かに放射線治療によって白血球の減少や免疫力の低下。は聞いた事がありました。
どうしてそういえるか?というと、かつてわたしの父が癌患者として放射線治療を受けていたからです。
父が頭頸部の癌を患っていたのは10年以上前の事です。
肺癌からの転移でしたが、家族に気づきは父の声がかすれて会話をするのが大変そうという事でした。
それで、喉頭癌専門のドクターのいる病院で診察を受けたら、肺の方が心配と言われて肺癌の発見となりそこから転移した頭頚部の癌だとわかりました。
その為、治療を受けることになったのは近所の総合病院でした。
抗癌剤治療が始まったと電話で聞いた時、
「それを止めて丸山ワクチンにして欲しい」と頼みました。
父は直ぐにそうしたいと言ってくれましたが、手続きに行く為には、家族の協力が必要でした。
当時わたしは遠方に住んでおり、手のかかる幼児(チョロちゃん)を育てていましたから、手続きをして貰う為に、父と同居していた妹を説得し、病院に行って説明を聞く事と必要書類を揃えて「丸山ワクチン」の治験の申し込みをして貰う様に頼みました。
丸山ワクチンは日本で唯一の有償治験薬で、使用希望者は指定されている日時に直接病院に行って、手続きをする必要があったからです。
手続きが終わって帰ってきてから「丸山ワクチン」を持って行った時に、近所とはいえちょっと離れたところにあった総合病院のドクターから
丸山ワクチンの接種だけに通うなら、もっと近所のかかりつけ医(開業医)にお願いしたら?
とアドバイスを貰い、かかりつけ医にお願いして週に三回「丸山ワクチン」を接種して貰う為に父は自転車で通っていました。
程なくして病院の頭頚部のドクターから喉の治療について説明があり、放射線治療を受けることになりました。
この時に放射線治療を受けるにあたり、
「アンサー20」を接種するのはどうか?と提案されたそうです。
これはとてもありがたい提案でした。
「アンサー20」というのは高濃度の「丸山ワクチン」で、有償治験の丸山ワクチンと違って承認された薬剤だったからです。
「アンサー20」に関しては、放射線治療を受ける患者さんの白血球減少を抑える為だけに使用許可が出ていました。
「丸山ワクチン」を接種しているので、
放射線治療期間は丸山ワクチンを休止して「アンサー20」にしてはどうか?
と病院側から打診があったそうです。
この話を父から聞いた時、
良かった。
と思いました。
「アンサー20」のお陰で幸いにも酷い副作用もなく放射線治療期間を過ごすことができた父です。
実は後日、同時期に同じ場所に放射線治療を受けていた別の患者さん(偶然にも父と同年代)と話す機会があったそうですが、その方は「アンサー20」の接種を受けておらず、父と違って治療後はかなり辛そうだったということでした。
父は丸山ワクチンやアンサー20のお陰で風邪もひかずに過ごせている。
と喜んでくれました。
その患者さんがなぜ「アンサー20」の接種を受けられなかったのか?
わたし達は知りません。
ですが父にはとても効果がありました。
こういう経緯があったので、岡江さんの事務所の方が放射線治療を受けていたので免疫力の低下していたのでは?…
と考えられた事も頷けました。
治療に関してはそれぞれの方が決める事です。
ただ今回の件に関して確かに
免疫力の低下している可能性がある患者さんに自宅待機はないかな?
と思いました。
その後、見解が変わってそういう状況下の患者さんは自宅待機ではなく入院する様になった様ですが、
もっと早くそういう決定になっていたら、状況が変わっていたかも知れない。
と、つい考えてしまいます。
COVID-19の流行で、色々な状況に対応する場面が増えました。
完全に感染しない方法や、確実に有効な治療薬や予防ワクチンもありませんから不安な気持ちになる事もあるでしょう。
感染源が不明のまま感染した方もたくさんいらっしゃる様ですので、自分や家族は自分達で何とかしなくてはなりません。
とはいえ、わたしはいつも通り通勤していますし、今は休校していますがチョロちゃんの学校もまた授業が始まると思います。
先の事はわかりませんので、兎に角、毎日を笑顔で過ごせるようにしたいと思っています。
身体が必要な物を欲するので、食べたいと思う物を食べたり、適度に運動したり…
どうぞ、みなさまもご自愛ください。