不登校の問題は特別支援学級の子(家庭)でもそうじゃない子(家庭)でも直面する問題です。
…が、特別支援学級に在籍している子の場合、発達の凸凹に由来するアレコレが学校に行けない理由になる場合も多いので、よりその心配が多いでしょう。
わたしが知っている子ども達でもそういう子が少なくなく、そうじゃない子でも
親の努力と本人の頑張りで何とか行けている。
という感じがしています。
こう書くと、
学校に行けていない子は親の努力不足というのか?
と逆説的に揚げ足を取られそうですが、親がどんなに頑張っても本人が頑として行かない場合もあるでしょう。
だけど(どの程度かはそれぞれでしうが)、親の声掛けや促し方如何で登校できるだろう子がいるのも事実。
更には、「登校拒否」という策を選んでいる人もいます。
学校に行かない。
という選択をするのには、それなりの理由があります。
学校では学べない事を学び、福祉事業所は勿論、一般企業に属することなく生計を立てる方法を選んでいる人も実際にいます。
だけど、現実問題としてそれができる子(家庭)はそう多くないのもまた事実。
学校に行け(か)ない理由は色々あるでしょうが、凸凹発達の子どもの場合、
感覚過敏の問題や睡眠障害、(身体が未発達ゆえの)排泄の問題、偏食、特性による学習(集団生活)の問題等理由は幾つもあるでしょう。
実際、幼児期だった頃のチョロちゃんは苦手な事、できない事がてんこ盛りだったので、
学校生活はどうなるのだろう?
と真剣に悩んだし、就学前には特別支援学校にも見学や入学体験もしました。
特性や苦手な事の為に学校に行けないのであれば、
何とかしてその問題をクリアにする方法を考えたり、
場合によっては
お助けグッズの様なもので凌ぐことができるかも知れません。
だけど、聴覚過敏の子がイヤマフをしてしまうと先生の話が聞こえなくなる。
…というデメリットもあって、どんな方法も一長一短で中々解決しないことも多いでしょう。
睡眠障害や感覚過敏は治し易いので、早く治ると本人は勿論ですが家族もラクになります。
そして不登校になった時の学校の対応についても校長先生がどこまで理解して協力してくれるか?
これは学習面(勉強に関して)もそうですが、学校や先生がどう関わってくれるか?で状況が違ってくるかも知れません。
子どもによってはきっかけは些細と思える様な事でも認知面の偏りやこだわりで学校そのものに嫌悪感を持ってしまって学校に関わる事を一切受け入れられず、先生に訪問されるのが苦痛な子だっているでしょう。
そういう事も余計に事が複雑になりかねない問題ですね?
随分前ですがチョロちゃんが行けなくなった時、交流学級の先生がみんなの手紙の束を届けてくれました。
特別支援学級の担任は勿論ですが、交流学級の担任やクラスメイトがどういう人か?はとても重要です。
子どもは先生の本質(?)を見抜くので型通りの事しかできない先生だとわかると心を開きません。
学校に行け(か)ない理由がハッキリしていて解決可能であれば、先生方と話し合って手立てを考えたり、教育委員会に相談して学校に巡回相談員に来てもらうとか、幾つかの方法があるかも知れません。
こういうのも地域差、学校(校長先生)差があるのでお子さんの為にできる事を見つかると良いですね。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に頑張りましょう