自閉症の人は
他の人の表情が読み取れない。
とか、
他の人の感情が理解できない。
とか言われる事がありますが、本当にそうなのかな?
…確かにピントが合っていなかったり、細かい機微の様なものとかに関して???と思う言動もあるのだけれど、意外と的を射ていて的確に判断できるのも事実。
この前書いたこの ブログ に書いたように、チョロちゃんは先生達の言動から何とはなしに気づいている事も多々あって、但し、そこに迎合しようという気持ちがないのは自閉っ子だからとかそうじゃないとかは関係ないと思うのです。
わたし自身、子どもの頃から相手が先生だろうとおかしいと思う事はちゃんと伝えてきましたから…。
10年位前にリウマチ予備軍と診断された事があって、当時はかなり体調が悪かったのですが、今はそういう事はないものの、やはり歳には勝てない(笑)ので、以前と比べて多少疲れ易くなったな…と思ったりしますが、最近のチョロちゃんは自発的に手伝ったり気遣ってくれるので嬉しいなぁ~~と思っています。
先日、台風の影響からか珍しく頭が痛くて横になっていたら、灯りを消そうとしてくれたので
「水を飲みに行きたいので消さないで」
と言ったら水を注いで持ってきてくれました
こういうちょっとしたことに直ぐに反応してくれると素直に嬉しい。
「ありがとう嬉しいなぁ~」と言ったらちょっと照れていました。
子どもは親(特に母親)の言動を割と的確に感じ取るし、表情だけでなく表面的には見えない事でも敏感に察知します。
思春期の子どもは特に感覚が研ぎ澄まされている時期だと思うので、親としてしっかり向き合いたいと思いつつも、そこは十代の若者なので細かい事を一々詮索せずに適度な距離感で見守っています
こういう時に自閉っ子だから…は一切関係なく、普通の子育てと同じ様に関わっています。
以前に栗本啓司先生が
「どんな子育てをしているのか?」
について話してくれました。
子どもにどう育って欲しいのか?
が重要だというお話をしてくれました。
神経発達症(障害)とか、自閉っ子だからとかという気持ちで
障害のある子として育てていったら、そういう人にしか育っていかない。
というお話。
何がしたいの?
障害者に育てたいの?
そうじゃないならそうじゃない子育てをしなくちゃ!
これを聞いた時、目から鱗でした。
意識しているかどうかに関わらず、多少なりともそういう視点で考えたり育てている(た)事は否めません。
だから、
親の覚悟とか主体性とか、腹を括るとか、そういう強い意志を持って真正面から向き合うべきだと思ったのです。
親であっても仕事や家事等の時間以外に趣味とか好きな事あるでしょうし、親にも自分なりに好きにできる時間が取れる事は大切な事ですし、そういう時間を持たずに子どもの事だけに過剰に介入していたら煙たがられます。
親の頑張りを見て自分も頑張る事を学ぶでしょうし、こちらが気持ちを(ちゃんと)伝える事で自分の気持ちを話してくれることもあるでしょう。
学校で嫌な事があって、家でも嫌な事しかなかったら身体は勿論ですが心の居場所がなくなってしまいますね?
親がニコニコして楽しく生活していたら、子どもはそれを感じ取り明るく生活ができるでしょう。
家庭が安らぎの場所であります様に
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に楽しみながら頑張りましょう
おやすみなさい