ご近所で親しくさせていただいている方々は、
(生まれる前から)チョロちゃんの事を知っていて、
自閉症という事を知っている方たちもいます。
会えば挨拶をしますし、学生服で登校するチョロちゃんの姿に
目を細めて子どもが大きくなるのは早いねぇ。と言ってくれる
事もあります。
幼児期にいなくなったチョロちゃんを捜し回っている姿を知って
いる人達もいるので、
あの頃から比べたら見違えるような成長。
とか、
すっかりお兄ちゃんになって。
とか
成長を一緒に喜んでくれたり、労いの言葉をかけてくれたり…。
誰かに褒められたくて子育てをしている訳ではないですが、
就学前までの超個性的で超育て難い子育てをしている時は、
道でもお店でも公共の乗り物の中でも謝ってばかりだったから
辛かったし、これがいつまでも続く様で途方に暮れました。
多動の子が静かに座っていられる様になる薬があると知った時、
薬に関して全く無知だったわたしは、こんなに忙しく動き回る
子どもを静かにさせる薬なのだから、脳の活動を休ませる様な
作用があるのだろうと想像していました。
実際には全く逆で、脳を覚醒させる作用があるという事でした。
研修会だったか勉強会だったか忘れましたが、初めてこの事を
知った時はとっても驚きました。
チョロちゃんの様な多動な子の脳は過活動なのだと思っていたのですが実はそうじゃない?覚醒させたら多動が落ち着く????
薬を飲むと(授業中に)集中し易くなる。と聞いた事があって、
学校に行く前に飲むとか、休みの日は飲まないとかいう話は、
何度となく耳にしていました。
学校に来た時の様子で今日は薬を飲んでいるか?
直ぐにわかるのだと聞いたこともあります。
学校にいる間は授業中に集中(静かに参加)できる様にする為に
薬を飲ませて欲しい。と言われた保護者、言っていた先生の話も
聞いた事がありました。
それを聞いた時、とっても無責任な話だと思いました。
発達障害の子どもは特に発達の仕方が個性的で発達に凸凹があり
好きな事(得意分野)と嫌いな事(不得意分野)の差が大きくて
好きな事には過集中するけれど、嫌いな事は一切したがらないと
いう両極端な子も多いと思います。
授業中に子ども達の集中力を高める為に工夫をしている先生は、
子どもの気持ちを掴むのが上手で、飽きさせないコツを知って
います。
センスのある人というのはそういう人だろうと思います。
子どもに限らず人の集中力はそう続かないので、それが途切れる前に次の興味深い課題(話題)を提供して、どんどん探究心を
高める様な授業ができる先生ならずっと集中できるのです。
チョロちゃんが年長だった時に通っていた園では、担任の先生が
その子に合った課題を与えて、集中できる様に取り組みに工夫を
して小学校の授業時間である40分間座っていられる様な練習を
繰り返してくださいました。
殆どの子が自閉症とかADHDの子だったので、大変だったと思い
ます。
特別支援教育の教員免許も小学校の教員免許も持たない先生方が
して下さったのですから、素晴らしい事だと思います。
安易に「薬を飲ませてください」という先生より信頼できます。
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