合理的配慮ってある意味では同じラインに近づける事。
なのではないかな?と思っています。
目標の場所まで行くのに徒歩で行くのが難しい人には車椅子が
使える様に配慮し、視力が弱い人に眼鏡や杖を用意しておく。
周りの音が辛い人にはイヤーマフで雑音を避けられる様にする。
視覚や嗅覚の過敏でどうしてもその道(ルート)が使えない人に
別の方法を提示する。
人によって必要な支援は違うので、みんな同じにはなりません。
それが個性であって違って当然なのです。
診断名が同じであっても、得意な事も苦手な事もそれぞれ違って
似ているところもあるでしょうが、困り感が違えば当然、必要な
支援は異なるのです。
合理的配慮というのは、個々の違いを認めた上で必要な配慮を
する事で、同じラインについてスタート(活動)できる様に
する事なのではないかなぁと思っています。
自閉症スペクトラムだから〜という決まり(くくり)はないので
「感覚の過敏」一つとっても触覚、嗅覚、聴覚、視覚、味覚等に
それぞれの違いがあって、ある人には不快でも、ある人には心地よかったり、得意分野も不得意分野も千差万別。
それがわかっていない支援者(指導者・教師)は、前に関わった
事があるから大丈夫です。とか、自信たっぷりに言ってきて、
挙げ句の果てに酷い対応して子どもをダメにします。
登校拒否になる子の多くに先生が対応を失敗したのが原因。
という子がいますが、わかっていないのに知ったかぶりで対応し
こじらせたり、学校そのものに不信感を持たせてしまうリスクが
あると自覚して欲しいです。
いじめの問題も、先生の対応如何で解決する事があります。
それで、登校拒否に至らずに済む事も多いと思います。
画一的にしか見られない人に合理的配慮は無理でしょう。
柔軟性のある対応ができる支援者が増えて欲しいです。
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