「ひまわりのかっちゃん」 著者は 西川 つかさ さん。
「おかあさと一緒」のぐーチョコランタンの脚本家。
小学校低学年のかっちゃんが特別支援学級に在籍するよう
先生から勧められた時、かっちゃんのお母さんは猛反対。
４年生までひらがなも一桁の足し算もできなかった子が、
５年生になる直前に引っ越した土地で出会った森田先生。
新年度、転校先の小学校には特別支援学級がないので、
普通学級が無理なら遠くの特別支援学校に通うことになる。
春休みに先生と勉強をして、その後にどうするか決めたら？
という提案を受けて森田先生とかっちゃんは勉強をした。
春休みに特訓してもらった結果、
ひらがなも足し算も、跳び箱も逆上がりも…できるように！
森田先生はかっちゃんだけでなく、クラスの子全員が、
学習内容を理解できているか？確認のテストをして、
みんなが理解できるまで頑張らせてくれる先生でした。
森田先生のお陰で卒業式のかっちゃんは…。
北海道のお国言葉がたくさん出てきます。
小さい頃のかっちゃんは叱られる事が多くて叩かれる事も…。
そんなかっちゃんが成長する過程がすばらしく、
森田先生の人間味溢れる温かなお人柄、兄弟愛、淡い初恋…
何度も胸が熱くなりましたが、卒業式のお話、あとがきは
涙が出ました。
森田先生みたいな先生がたくさんいたらいいのになぁ〜
学習障害って指導次第で治せるし、もっともっと可能性が
たくさんあるんだと再認識させられました。
周りの大人次第で伸びる子も、そうじゃない子もでてくる。
そう思うと大人（特に教師）の責任は重大ですね。
にほんブログ村 発達障がい児育児 ブログランキングへ