「変光星」~自閉の少女に見えていた世界~を読んで… | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

 「変光星」  森口 奈緒美 著  花風社

この本は1995年に発行されていましたが、
2004年1月に改めて花風社が発行しました。
わたしが読んだのは、こちらです。

著者の森口さんは小学生の時、
自閉症と診断されました。
IQが高く芸術にも長けていた森口さん。

周りの無理解は森口さんだけでなく
お母さんも苦しい目に遭われました。

そしていじめの一因にもなってしまいます。
それも先生が加わっての壮絶ないじめの数々。

今、こんな事があったら大問題ですが、
森口さんが小・中学生だった1970年代は
先生の存在感が今よりずっと大きくて、
その為に余計に大変な毎日だったと思います。

一生懸命「普通」になるように頑張ってるのに
何かと文句をつけていじめる同級生達。

お父さんの転勤で日本各地の学校に
転校していますが、
居心地の良かったのは、たったの一校 

その中に子どもが通った学校もあり、
時代は違うけれど、
あの学校に森口さんも通ったのかと思ったら
切ない気持ちになりました。

その場にいたら、
わたしは助けてあげられる子どもだったのか?

自閉症という言葉が、
今の様に認知されていなかった時代。

今でさえ、チョロちゃん達は理解されていない
…と感じていますが、
当時の比ではないと思います  

チョロちゃんを育てているわたしにとって
他人事ではない話です。

書名の由来は…
自分の事を文字って「変光星」とよびました。
だけど、「変光星」という星があるそうです。

他にも続編を含む著書があるので、
読みたいと思っています。


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