先週末から読売新聞の
医療ルネサンスで「自閉症スペクトラム」の
特集をしていました。
その中に「早期療育で通常学級に」という
題名のついた記事がありました。
8歳の女の子の話でしたが、
ドクターの話として、
その子がもし療育を受けなければ、
言葉が話せなかったし、
通常学級に進めなかった。
と書かれていました。
わたしはこの記事を読んだ、
就学前の凸凹育児中のお母さんが、
誤解しないといいけどな・・・と思いました。
先ず一つ目に、
保健センター等で言葉の遅れを指摘され、
早期療育を受けた子どもたちが全員、
話せるようになるわけではありません。
わたしの友だちや知り合いを含め
幼児期から(現在も)療育を受けて、
意思の疎通ができるようになったけど、
お話をしない子を何人も知っています。
早期療育≠話せるようになる
というお子さんは何人もいます。
もしかしたら、最新式の何かがあって
そこの療育(機関)に行けば
必ず話せるようになる。
・・・という療育があったとしても、
それはごく一部だと思います。
二つ目に
通常学級に在籍する事が必ずしも
その子にとってベストな選択ではない。
・・・という事です。
チョロちゃんを育てていて実感していますし
同じように考えている友だちが
わたしの周りにはたくさんいます。
(成績だけで評価したら(学年全体で)
チョロちゃんより低い子の方が多いです)
そういう事を知らないであの記事を読むと、
話せる事や通常学級に入れることが
成功(?)とか、目標になってしまわないか?
・・・と、気になりました。
感覚過敏が強くて大変な子が、
外部からの過度の刺激にさらされて
授業に集中できなかったり、
周りの無理解によって悪循環になって
学校に行けなくなったりするよりも、
安心して過ごせる場所を確保して、
その子なりのペースで学習できる
特別支援学級の方が、
合っている場合も少なくありません。
そういう事に触れられていないまま、
通常学級に入れる事だけが
療育の良い結果と結びつけられるのは
違うような気がしました。
年長児の凸凹なお子さんがいるご家庭は
6月頃から、各地の療育センター等で
教育研究所(教育委員会)主催で
特別支援教育についての説明会が
行われていると思います。
個別の相談会(面談)の申し込みや
幼稚園・保育園等での様子観察など、
就学に向けての準備が始まっています。
4年前の我が家(チョロちゃん)もそうでした。
そういう色んな事をした後で、
秋に就学指導委員会があって、
そこで特別支援教育の必要性が話し合われ
(最終的な判断はあくまで保護者ですが)
指針としての評価が出ます。
大切なのは
どこが お子さんにとってベストか?
という事だと思います。
単純な事だけど、簡単に割り切れない
お母さんもたくさんいると思います。
信頼できる周りの専門家の先生に相談し、
学校見学にもどんどん行って、
お子さんに合う学校を見つけて上げてて下さい。
来年の4月に
みんなが笑顔で入学式を迎えられますように♪
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