成人した当事者の方が書いて下さるブログは、
発達に凸凹がある子を育てているわたしにとって、
とても勉強になり、教訓にもなります。
チョロちゃんの学校にある、特別支援学級には、
この二年間、毎年一人ずつ
普通学級から編入してくる児童がいます。
学校の先生や巡回相談員の専門家から指摘され、
個別の面談をする保護者は少なくありませんが、
実際に子どもの必要に敏感になって、
支援を求める保護者はごく一部です。
ある当事者の方のブログを読んで知ったのですが、
文科省の調査で昨年5月の時点の人数で、
通級指導教室に通う児童・生徒が7万人を超えた。
…のだそうです。
近年、自閉症・情緒障害特別支援学級に
入学を希望する児童・生徒が増え、
やっと、一見 “普通” に見える、
チョロちゃんのような子どもたちへの支援の必要性が
認識されるようになりつつあります。
それでも、実際に支援が必要なのに、
受け容れができない親の場合、
我が子の必要よりも、自分の体裁を優先させてしまい、
子どもに必要な支援が受けられない事が
少なくありません。
自校に通級指導教室がなく、
近隣の学校の通級指導に通っていた児童が、
親の転勤で他府県に引っ越す事になりました。
その時、その子の母親が言った言葉が、
『これで、もう通級学級に通わせないで済む』でした。
引っ越し先では通級指導を受けないそうです。
実際、こういう考えの保護者は少なくありません。
特別支援学級(教育)=恥ずかしい事(悪い事)
…という偏見があるのだと思います。
支援を受けずにいる場合、
困るのは保護者じゃなくて子どもたちです。
幼児期から適切な支援を受けていれば、
かなりの部分で大変さが軽減されます。
発達の凸凹がなくなるわけではありませんが、
生きにくさ、大変さは確実に減ります。
チョロちゃんを育てて思うのは、
よい支援者・指導者(専門家)に恵まれると、
良い感じで成長していくという事です。
その点、就学後や成人して気づかれる子(人)は、
早期療育が受けられないので、
より大変だろう事は簡単に想像できます。
支援を受けない子が成長しないわけではありません。
だけど、適切な支援を受けた子は、
心身共により良く成長していくという事です。
就学前に受けた訓練でチョロちゃんが
どんな風に成長したのか?
…については、次のブログに書きます。
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