先週のチョロちゃんは、
体調不良だったり行き渋りがあったり…
だからわたしが学校にいる時間も長くなりました。
授業参観もありましたが、支援学級の教室で
チョロちゃんと先生2人だけの授業でした。
内容は交流学級と同じ算数です。
算数が大好きなチョロちゃん。
先生が教科書から質問をして、
チョロちゃんは式と答えをノートに書きます。
次に先生が問題を黒板に書いて
『チョロちゃん、式を黒板に書けますか?』
…と、質問をされました。
『はい。書けます!』
…って元気な返事のチョロちゃん。
この段階でわたしは少し嫌な予感(?)がしました。
黒板に向かったチョロちゃん。
チョークを手に先生が質問の下に書いた
“しき”とという文字の横に大きな字で…
しき
と、書きました!
あ~~~~予感的中

やっぱり書いたぁ~
先生が
『式が書けますか?』って質問された時から
何となく予感はあったけど、的中するとは…
でも、
大きな字で堂々と見事なまでに書かれた
しきの文字に、爆笑してしまいました。
自閉っ子は文字取りに受け取るって言われるけど、
ホントに、これこそ文字通り!
ここまでちゃんと(?)
自閉っ子のマニュアル(
)通りに

行動してくれると、感動すらしてしまう。
先生に断ってから、
携帯で写真を撮らせてもらいました。
先生も動じず
『確かに先生は“式が書ける?” って
聞いたものね?
間違ってはいないから正解です』って

なぜわたしが爆笑しているのか
わからなかったチョロちゃん。
でも、「受けた」(?)事を素直に喜んでいました。
次の問題からは、先生もちゃんと
『この問題を式に直して書けますか?』って、
質問の仕方を工夫してくれました。
先生とチョロちゃんが出会って3ヶ月。
先生も、チョロちゃんのミラクルでスペシャルな
言動にだいぶ慣れて、ちゃんと対応して下さいます。
こんな事がいっぱいあるから、
自閉っ子の育児は大変だけど面白い!
「特別支援教育に はまった」という
ある先生が、
『毎日楽しい発見がいっぱい。
工夫すればする程、どんどん伸びる。
特別支援教育は一度はまったら やめられない』
…んだそうです。
うんうん、確かにチョロちゃんはミラクルで面白い!
…こんな事ばかり書いていると、
こんな事をネタに「面白い」なんて書くわたしは
本当は大変な育児なんかしていないのでは?
…って思われるかな?
チョロちゃんは、
本当はそんなに育てにくい子じゃない。のでは?
…って、思われたりするのかな?
でも…
わたしだって、3年前はいっぱい悩んで、
いっぱい壁にぶち当たっていっぱい泣いて…
(今も悩んだり、壁にぶち当たる事はあるけれど)
という時期が、しっかりありました。
今だって、
本当の意味での受容はできていないかも…
でもね、何とかなっちゃうから不思議です。
今、とっても大変な時期の4歳位までの
自閉っ子を育てているママ。
あと少ししたら、意外とラクになれますよ。
…ちゃんと療育(※)を受けさせてあげて下さい。
ママ自身も本を読んだり、講習会に行ったりして
自閉っ子の事を知って、リアルなママ友ができたら
きっと、今とは違う育児になると思います

数年先の思春期の事は、
またその時に考えることにして

※療育=治療教育の略

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