特別支援学級はいくつもの種類があって、
障がい別に分かれているなんて知らなかった。
だから、チョロちゃんが小学生になる時は、
上の子達が通った小学校の特別支援学級に
入級すればいいのだと単純に考えていたのに…。
3歳の頃のチョロちゃんは本当に育てにくくって、
特別支援学校に入学させた方が
チョロちゃんにとって良いのではないか?…って、
真剣に考えていました。
でも、一年前の年中の時に体験入学に行った時、
遊戯室で
『一緒に遊ぼう!』って声を掛けたチョロちゃんと
一緒に遊んでくれるお友達は一人もいませんでした
別に
意地悪しているわけではなくって、
そういう遊び方に慣れていないのだ。
…と、わたしには理解できたけど、
チョロちゃんにはわからないから、
何度も何度も誘うのだけれど誰も反応してくれない…。
通っている園のプレイルームだったら、
お友達が一緒に遊んでくれて楽しく過ごせるのに…
授業の様子も見学できたし、
参加しても良いと言われたけど、
その内容が「福笑い」これって授業?
おまけにチョロちゃんは、
顔のパーツがバラバラなのを見て
『怖い』と言って固まってしまい、挙げ句に
『つまらないから帰る』を連呼する始末。
お気に入りの「はらぺこあおむし」の絵本を見つけて
「読んであげる」と言っても、納得しない。
まぁ、仕方ないか…と諦めて、帰る事にした。
…で、この学校はチョロちゃんには向いていない。と納得。
それから本格的に
特別支援学級だけに的を絞って考え始めたのだけど、
障がい別の学級編成が
大きな壁となって立ちはだかる事になった。
地元の小学校の特別支援学級は一つで
「知的障がい特別支援学級」しかない。
わたしはチョロちゃんを
「自閉症・情緒障がい特別支援学級」に入学させたい。
だから、色んな学校の「自閉症…学級」の見学に行った。
「授業を工夫している先生がいる」と聞いて見学に…
とっても分かり易い手作りプリントを作って、
学校のHPにも工夫を凝らした問題をいっぱい載せている
この先生は『特別支援教育の醍醐味を知ったら、
面白くってはまってしまった』…と、教えてくれた。
こんな先生に教えてもらえる子どもって良いな…って、
真剣に思った。
でも、この先生は来年度の転勤が決まっている。
だから、この小学校に入学を希望しても、
この先生に教えてもらう事はない…
他の学校にも良い先生がいるのだけど、
徒歩通学は無理な所ばかり…。
最後の手だては、地元の小学校に
「自閉症…特別支援学級」を新設してもらう事
これが、どんなに大変な事なのか
後になって思い知らされる事になる…のでした。