チョロちゃんがまだ一歳くらいの頃、なぜか芝生を嫌がって、靴を履いていても芝生の上は歩くのを拒否し足をつける事ができませんでした。
裸足で歩いて“痛い”という経験させちゃったかな?…って思ったけど、後で嗅覚も関係している事がわかりました。
なぜか葉っぱの臭いが苦手で、えづいちゃうほどです。
本当に辛そうなので、どうしてそんなに嫌がるの?って不思議でした。
でも、その頃は小さすぎて言葉で表現できませんでしたから、走ってその場から逃げる事しかできなかったようです。
嗅覚…嫌いな臭いには個人差があると思いますが、葉っぱ(緑の臭い)が嫌いというのは可哀想だと思います。
だって、新緑の頃、みんなは清々しい気持ちで深呼吸をするのに、それが臭くって耐えられないのですから…。
今でも葉っぱが嫌いで、それは臭いだけではなく触覚(感覚)の問題でもあるため、怖いという表現さえするほどです。だから、大きな植木鉢のあるお友達の家の玄関には近づけません。
お薬を処方してもらう薬局のおもちゃ箱が大きな葉っぱの横にあって、その中にあるお気に入りのおもちゃを取る事もできないくらい苦手です。
玄関先でお香を焚いているお家も苦手です。
男性の整髪料の独特な臭いも嫌いです。
色んなものの臭いを嗅ぐ事もよくあります。
チョロちゃんではありませんが、エレベーターに乗った時の残り香で『これは○○○号室の△△さんの臭い』だって、わかる子もいます。
触覚では、偏食にも繋がっているのですが、口の中に色んな固さが一緒に入るのが苦手なようです。
洋服を着た時の肌にあたる感触で、苦手なものがあります。
ボタンを留めるシャツタイプの洋服は、一番上のボタンは『痛い』と言って留められません。
プリントTシャツの感触が大好きで、よく触って感触を楽しんでいます。
臭いにしても感触にしても、自閉っ子特有の感覚過敏が原因だとわからなかった頃は、わがまだとしか思えなくて今にして思えば、随分無理をさせた事もあったと反省しています。