朝、
目が覚めた時、
カーテン越しに見える空は、
少し曇っているようだった。
私の左側には、
旦那さんが私に背を向けて、
布団と毛布をぐるぐると体に巻きつけて、
芋虫のように眠っていた。
シュンシュンと
加湿器の音が聞こえて
室内は、少ししっとりとしている感じだった。
私は自分の布団から、
ころころと旦那さんの布団へ転がっていき、
旦那さんの背中にピタリとくっついた。
旦那さんのもごもごした
「おはよう」を聞くと
何も考えてないのに、
言葉が自然と出てきた。
「私さ、あなたがいて、友達がいて・・・幸せだなあ。私の夢、かなったなあ・・・。ありがとう、ありがとう、、、。」
旦那さんは
「そうか、よかったなあ・・・。」
といった後に
「もっと、幸せになれるよ。」
っと優しく言った。
これは感覚でしかないけれど、
私の体の真ん中に
「こころ」という、
やわらかい何かがあって、
それが
とてもやさしく
しっとりと
あたたかく
包まれるような、
そんなよろこびがあった。
その後、
旦那さんの背中で
私は少し泣いて
それからまた自分の布団にもどった。
なんでもない
いつもの朝。
でも少しだけ
特別な朝。
素敵な午後を
お過ごしください。
カウンセラー
松本 さわこ でした。
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