今回、大阪に行くことになった時に、『そういえばたしか修二会は3月じゃなかったっけ?いつだろう』と調べてみたら、1日から14日。

なんと私が大阪に行く日と重なっています。

これは、ぜひ行かねば!!

いつかは行ってみたいと思っていた念願の、憧れの『修二会』。

(しゅにえと読みます。)

 

さださんが奈良を舞台に作った歌を私たちファンは奈良三部作と呼んでいます。

それは

『まほろば』

『夢しだれ』

『修二会』 です。

今回は、秋篠寺と修二会を見る。のが目的です。

 

夢しだれは、法隆寺の夢殿のしだれ桜を歌った歌ですが、『夢しだれ』この桜の命名は山本賢吉先生だと言われています。

2番の歌詞に

「昼静かなる秋篠の技芸天女の面影を」とあるので、秋篠寺の『伎芸天』

をぜひ見たいと思っていました。

 

秋篠寺は奈良公園付近の有名な見学地より離れているために今までは訪れることが無かったので、今回はここだけでも良いからと行くことにしました。伎芸天女に会いたかったから。ラブ

 


 

門を入り

 

 

静かな林を抜けて本堂へ

 

観光客で賑やかな東大寺と違って、本当に静かなるお寺でした。

 

 

歌詞の雰囲気を実感しました。

 

本堂の中には

本尊 薬師如来座像

愛染明王

帝釈天

不動明王

日光菩薩

月光菩薩

地蔵菩薩

一二神将

伎芸天

五大菩薩

などの仏像がありました。

 

長いこと会いたいと思っていた伎芸天に会うことが出来ました。やさしい微笑みで立っておられました。

 

音楽と芸能の神様『伎芸天』に、

さだまさしさんと、林部智史さんがいつまでもお元気で歌い続けられるようにとお祈りしてきました。ウインク

 

 

 

 

 

 

 

 

苔が綺麗なお寺でした。

 

 

八所御霊神社(元秋篠寺鎮守社)

 

 

 

 

こちらは『近鉄大和西大寺駅』と駅の名前になっている近くの『西大寺』に寄ってみました。

東大寺と反対にある西大寺なのかな。

 

 

 
珍しい白い南天。初めて見ました。
 
 
 
昼食は、秋篠寺の近くの日本料理のお店を予約して行きました。
この日は、次男が休みを取って付き合ってくれました。
 
予約時に、「テーブル席は満席なのですが、カウンター席でも良いですか」とのことだったけど、特に支障は無かったので予約しました。
このカウンター席がのちにラッキーでした。
 
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お料理は一品一品、とても美味しくて、食べる度に「これ美味しいね」と何度も顔を見合わせました。
どれもこれも美味しかったけど、家ですぐまね出来るのが、えのきだけの天ぷら。
私は色んなきのこでてんぷらはするけど、えのきだけはやったことがありませんでした。バラバラになると思っていたから。これがすごくすごく美味しかったのです。
みんなやったことあるのかしら?
半分から下の部分を揚げてありました。なるほど、この部分なら散らばらないね。上の部分は他の料理に使えばいいね。
 
青い葉っぱは桜の葉でした。珍しい
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大和牛のミニステーキ丼、三輪ソーメン入り赤だし

 

 

配膳の女性に、これから修二会に行きますと話をしていたら、

カウンターの内側にいた大将が

「私は修二会の時の練行衆の食事を監修したり、料理を作るお手伝いをしています。14日の過酷な修行のため、体を整えるため食事も塩分をすごく控えたりします。」と話してくださいました。

私が「レシピがあるんですか」と聞くと

「いいえ、献立はあるけどレシピが無いのです。どこの醤油を使うとかの記録が無いんです。だからとても難しいですよ。」と貴重なお話を聞くことが出来ました。

そして「以前、お堂の中で、私の前にさだまさしさんが座って居ましたよ。カメラで写していました。」と。私はさださんのことは話していませんでしたが、たまたまさださんのお話を聞くことができました。ラブ

 

さださんがいらっしゃると言うことはお水取りの日(12日のみ)だから、お水取りの日は一般の人は入れなくて招待客だけなのです。だから、この方はお寺にとって相当なVIPだと思われます。有名な料理人の方なのかも。

お料理も本当に美味しかったラブ

偶然に、意外なところでめずらしいお話を聞けました。そして、テーブル席に座っていたら聞けなかったお話です。近いカウンター席だからこその会話でした。

 

ネットで探したお店だったのですが、『大当たり!』でした。また、奈良に行くときは、わざわざこちらに行きたいと思います。爆  笑

 

一旦駅近くのホテルに寄り、タクシーで東大寺に向かいました。

林部さんが、5月に公演される会場をぜひ見てみたかったのです。なんだか地図では東大寺のまだ先の方だったので、駅からは歩きたくなかったのです。

ちなみにコンサートには行きません、今回奈良に来たので。

 

『奈良春日野国際フォーラム』

 

現在は工事中で閉館中ですが、コンサートがあるころは、庭園も見られるようです。

 

 

 

 

こちらがコンサートが開催される別館

 

 
コンサートが大成功でありますように!!
 
この会場は東大寺のすぐそばでした。
早めに行かれたら、東大寺、奈良公園、春日大社、興福寺、国立博物館と
徒歩圏内にたくさん見学するところがあります。
 
 
さてさて、修二会は19:00からですが、早めに行ったほうがいいと書いてあったので、17:00前には二月堂へ向かいました。

 

 

 

到着したのは16:50分

もう行列が出来ていました。ここに並ぶのは、柵の中の芝生部分に座りたい人。

 

向こうに松明が並んでいるのが見えたので、夫に行列に並んでいてもらい、私は写真を写しに行きました。

 

 

長くて真っすぐな竹を京都から運んで来るそうです。

 

 

さださんの名前が見えなかったので、もう三日間の内に燃やされたのかなーと思いました。

 

 

通りかかったお坊さんが、今日のはそちらにありますよと指さしてくれた所に今日の分の10本が準備されて出番を待っていました。

左側に6本、右側に4本あったのに、遠かったので、私は『暗くて映らないだろう』と思い、左側しか写しませんでした。

後で分かったのですが、なんと、その右側にさださんの奉納されたお松明があったのです。ガーン

 

さださんのInstagramからお借りしました。

 

 

17:00から入場が始まり、17:30には芝生広場は締め切られました。

 

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見学場所は段々で、少し斜めになっているので、時間まで観客は後ろを向いて座って待ちます。

 

19:00に始まりました。

 

 

 

 
10本の松明が、順番に赤く激しく振られます。それぞれの持ち手が工夫を凝らして表現するそうです。十人十色の炎の競演でした。
 
さださんの、『修二会』の歌そのものの光景でした。来て良かったと思いました。
 
後で分かったのですが、なんとこの日にさださんの能登復興祈願のお松明が焚かれました。
7本目だったそうですが、どれがそれだったかはわかりません爆  笑
でも、『たまたま私が行った日に!』なんて、その偶然がとても嬉しいでした。
 
 
さださんのInstagramからお借りしました。↓

 

 

 

 

 

お松明をこの角度から見られるのは、貴重ですね。

さださん、ありがとうございます。

 

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さっき燃やされた松明が次々と帰って来ていました。

 

芝生の会場から出るとまた、行列が出来ていました。

今度は、お堂に入る行列だそうです。修行の様子が見られるようです。

さださんの歌の2番の歌詞の通りの修行風景が見られるのでしょう。

今回はここまでの予定だったので、次回はそれを見るためにまた来たいと思います。

 

まだ来たことのない鹿児島の友達が絶対行きたいと言っているので、つぎは女子会旅を計画したいと思います。ウインク