先週の日曜日、佐賀でさださんのコンサートがあったので出かけました。
夫と私の姉と三人で行く予定だったのに、夫の職場から最近また配られた紙に、
県外に行く時は上司に報告を、と書いてあり、その下には、身内の葬儀の参列も遠慮して欲しいと書いてある
「いやあ、上司に「県外であるコンサートに行きますので」なんて言えない!!」
という事で、夫は潔く諦めました。
なので、姉との2人旅。
佐賀の観光は?と考えたけど、『吉野ヶ里遺跡』しか思いつかないので、二日目は長崎に行くことにしました。
林部さんファンが山形県に思い入れがあるのと同じ様に、長崎はさだファンには、特別な地です。
さださんのコンサートは、今回はアコーステックコンサート。バックバンドは三名だけでした。
さださんは、いつも、世相を反映した歌を歌うけれど、今回も新曲を歌ってくれました。
『キーウから遠く離れて』
感慨深く聴きました。
6月の新しいアルバム『孤悲(こい)』にも入っています。
孤悲 | さだまさしオフィシャルサイト (masasingtown.com)
先日亡くなった、原田泰治さんのお話もされ、『ジャカランダの丘』も歌ってくれました。私はこの歌で、ジャカランダの花を知りました。鹿児島のフラワーパークでは6月に並木で咲くので、毎年見に行っています。
翌日は、『吉野ケ里遺跡』に行きました。
吉野ヶ里公園駅から歩いて行くと、周りは一面麦畑。
田んぼは一つも無かったので、麦を刈ってから田植えをする二毛作の土地なのかな。
佐賀平野と言うだけあって高い山は全然ありません。
吉野ヶ里に来るのは、私は初めて、姉は発掘された当時(平成元年)、33年前に来たことがあるそう。その時は、掘っている最中で、余りの変わりようにビックリしていました。
当時の建物が再現され、弥生時代の人々の生活を垣間見て来ました。
吉野ヶ里は半日にして午後から長崎観光をしようと思っていたのに佐賀から長崎は意外と遠くて特急で1時間半くらいかかりました。
佐賀駅で、36ぷらす3に遭遇。かっこよくてつい写してしまいます。いつか乗れるかしらん?
ホテルから迎えのバスが来るのが4時半。駅に着いたのが4時でした。
長崎駅は、今年、新幹線が乗り入れするという事で、前回来た時とは、様変わりしていました。
まだ工事中ですが、すごく大きくなっています。
ホテルは、稲佐山の中腹にありました。稲佐山と言えば、さださんが8月6日の広島原爆忌の日に長崎から広島に向けて歌う『夏、長崎から』の野外コンサート(無料の)を20年間続けられた場所です。
私は3回か4回くらい行ったかな。まだまだ子育中だったので、沢山は行けませんでした。20年間、毎年行ったさだ友もいましたよ。
10階の部屋からの景色
夕闇が迫ると、100万ドルの夜景に!
満月に近いお月さまが煌々と照らしています。とっても綺麗でした。
11階の露天風呂からは、この景色が遮るものが無く見られました。
まるで、空中に落ちてしまいそうな感じがしました。
『あー、なんて贅沢なお風呂』とつぶやきました。
翌日、姉に長崎でどこに行きたいか聞くと、長く行っていないからどこでもいいけど、『ナガサキピースミュージアム』に行ってみたいと言うので、
平和公園→原爆資料館→グラバー園→大浦天主堂→ナガサキピースミュージアムの順に回ることにしました。
平和公園
長崎原爆資料館
原爆資料館は写真撮影はOKでしたが、やはり写す気になれず心でシャッターを切りました。
原爆が落ちた時刻で止まった時計と、メッセージの2枚だけ写しました。
原爆資料館と鹿児島県知覧町の特攻会館は、写真よりも自分の目で見て欲しい記念館です。
修学旅行生が、贈呈した千羽鶴。東京や遠く山形県からも来ていました。
石橋行きの電車に乗り、グラバー園にエレベーターで向かいます。近辺の住人の方も乗るんですって!
グラバー邸
旧三菱重工造船所第2ドックハウス
ドックハウスのベランダからの眺め
グラバー園から歩いて下りてくると、大浦天主堂下
に出ます。
この看板真ん中に置かなくてもいいのになあ。
天主堂の坂を下りると、松ヶ枝埠頭に出るので、そこにナガサキピースミュージアムはあります。
ちょうど、『ウクライナに笑顔を』展をやっていました。
(SNSに投稿許可を頂きました)
この写真は、10年前にここの館長がチェルノブイリに行った時に写したものだそうです。
この笑顔の子供達や若者が今はどうしているのかと思うと切なくなりました。
23日の土曜日は宮崎で、はやしべさとしさんの叙情歌コンサートでした。
大雨の中、車で3時間弱かかりました。
4th、5th、6thと特別なコンサートにはコロナのでせいで行けなかったけれど、今回は地方に居ながら特別な企画の場に立ち会わせていただけて幸運でした。三名の高校生、素晴らしい絵を完成させてくれましたね。
そして、その絵の前で、初めて生で聴く新曲は素敵でした。
会場で会った九州のお友達、みんな滑り込みセーフだったので、少ししか話せなかったけど、「また、熊本で会おうね」と笑顔で別れました。
さて、私の姉ですが、県内の色んなコンサートにはほとんど一緒に行きますが、今回は初めて県外のさださんのコンサートに誘いました。次回は熊本の林部智史コンサートへ連れ出します。