雲南市の叙情歌コンサートに行って来ました。
お唄書きの絵のご紹介
松江に住んでいる友人に、ここはどこ?と尋ねると、
「沈下橋」と即答しました。
雨が降ると、沈下してしまう橋なので、この名が付いているそう。
右の木組みたいなのは、大雨の時に流れてくるごみなどをここで止めるもの。そのまま橋にごみが引っかかると橋が壊れてしまうから。
さて、さださんのカウントダウンに行けなかった腹いせに決めた、雲南のコンサート。
遠かった~! 雲南市加茂文化センター
行きは、朝5時半に鹿児島の自宅を出て、新幹線2時間半、バス3時間、そしてお迎えのアッシー君(古っ!)の車を乗り継ぎ、会場に着いたのは、2時20分。所要時間、約9時間。(昼食時間含む)
帰りは、午後3時に松江駅からバスで出発し、家に帰りついたのは、午後11時。8時間の行程でした。
まるで、夢の国のお城みたいな、会場
行った証拠のポスターね。
私は、初めての叙情歌コンサートでした。
聴きたかった曲がたくさん聴けて良かった。
スピーカーの前だったので、マイクを通した声と、良く響く生の声が一緒に聞こえる不思議な席でした。
初めて生で見る追川さんは、「わっ、痩せた~」と思いました。左手の3列目だったので、ピアノを弾かれる手が良~く見えました。
観客は、伴奏の最後の音が消えるまで聴いてから、拍手をするので、余韻まで堪能できました。
とってもステキなピアニストでした。
本日の調べ・・・雲南編は、今話題の、島根出身の女性シンガーの曲。
紅白で歌われるこの曲を、一足早くフライングで僕が歌います!って。
旅のおたよりのコーナーでは、お便りから思い出された過去をお話しされて、少し涙ぐまれたようでした。
聴きたかった数曲がお唄書きに載っていなかったので、残念に思っていたら、『心おもむくままの叙情歌集』で全部歌ってくれました。満足のコンサートでした。
会場を出ると、まだ外は明るい。明るいうちに終わるコンサートって初めてでした。
さださんのは、だいたい9時ですもの。
夕食は、地元の食を出してくれるお店へ。三人で、ミニ同窓会です。
錦織君が好きだという、のどくろの煮つけ。初めて食べましたが美味しかった。
島根和牛のローストビーフサラダとお刺身
ドギという深海魚の干物
生では見たくないような
姿はいまいちですが、味は美味しかった。
松江の宍道湖はシジミで有名ですよね。
しじみの酒蒸し
鹿児島から同行のMちゃん 「全国の神様はまだいらっしゃるんでしょう?」
アッシーのT君 「いいや、先週、みんな帰ったよ。」
Mちゃん 「11月いっぱい、いるんじゃあないの?」
T君 「先週までだったよ。観光客も先週までいっぱい来てて、ホテルも、どこも満員だった。」
私 「神様達を、来るとか帰るとか普通の人間みたいに話してるね。(笑)日本人て、当たり前のように信じてるよね。」
翌日は、出雲大社と足立美術館は外せないとお願いしていたので、朝8時にホテルを出発。
お迎えのT君の車に乗った途端、「今日はずっと車だよね?CD、替えていい?新しいのがでたの。」と、会場でゲットした『琴線歌その2』を入れる。今日のBGMはこれです。
「帰るとき忘れないように出してね。忘れたら私、泣くよ。」
と、降りるまでエンドレスで聴きました。
車が走り出し、空を見るとどうも何か変な感じ。曇り空なんだけど、重たい感じ。
私 「天気が悪いせいなのかな?なんだか、すごく鬱陶しい気がする。」
T君 「そうでしょう?そう思う?」
私 「うん、気が滅入る感じがする」
T君 「そうなんだよね。僕は、大学で来た最初の冬、この空のせいか鬱みたいになった」
私 「へえ!そうだったの」
T君 「島根の人は九州に旅行すると、九州の人は明るいと言うよ。僕も明るいって言われる。熊本も鹿児島の人も、上を向いていて、明るいって。島根の人はうつむいて歩いているって。」(意見には個人差がありますbyさだまさし)
日本海側の、気候のせいなのかしらん?
同じ曇り空でも、翌日行った東京の空とは明らかに違いました。
そして、もう一つ、驚いた事が。
私「わっ!あの色、何故?どうして?」
T君「なに?」
私「瓦の色が赤い!」
T君「え?驚く事?」
私「全部の家が赤くてびっくりした。普通は黒いじゃない?」
T君「こちらは、これが普通だよ。石州瓦(せきしゅうがわら)と言って、雪が降った時、雪が滑って積もりにくい瓦なんだよ。」
私「へえー。そうなんだね。」
もっと、すごい場所があったのだけど、車を止められなくて写せませんでした。
県内、どこを見ても、この瓦でした。
さて、次は観光へ。
出雲大社と足立美術館は松江を挟んで、西と東にあります。
まず、出雲大社から行きました。
出雲大社の真ん前に、とても由緒ありそうな旅館があり、T君が
ここは、昨日言っていた女性歌手の実家だよ。と教えてくれました。
「へえ!こんな大きな旅館のお嬢さんだったんだね!」
とても、趣のあるたたずまい。
もう、目の前が出雲大社
まず拝殿でお参り
八足門から御本殿にお参りし
十九社
真ん中あたりの、長い建物が、神在月に出雲に集まる、やおよろずの神様達の宿舎
ちゃんとお宿があるのが面白い。
そして、神楽殿の大しめ縄。
ま、これを見に来たようなものなので、満足、満足。
帰りに、あの旅館で結婚式があるようでした。
雨の中、花嫁さんが車に乗るところでした。
雨降って地固まる。
お幸せに!
次は、足立美術館へ。
日本一の庭園。一度見てみたかった。
窓を額縁に見立ててある。
横山大観や魯山人、『なんでも鑑定団』で時々見かける名前の方々の作品がたくさん見られて良かったです。
駅に向かう車の中で、なんの曲の時だったか,T君が、「林部さんの声はさださんに似てない?声質が」と言う。
「あら?ほんと?そう思う?私は気付かなかったけど、林部さんの声に魅かれたのは、さださんに似ていたからなのかしら?」
林部ファンのみなさま、彼に突っ込まないで、スルーしてくださいね。
なにしろ、林部さんの声を聴いたのが初めてだし、さださんの歌も日ごろ聴いているとは思えないので
こんな、島根の旅でした。