24日は、出身中学校の閉校式だったので、参加して来た。
故郷は車で1時間40分ほどかかるところだ。
創立72年、最盛期の全校生徒は482名だったそうだが、今年度は29名、うち卒業生12名、在校生は19名。四月から四つの中学校が統合して、新中学校になる。
在校生代表の立派な決意の言葉に感動し、最後の校長先生の別れの挨拶に涙した。
とうとう最後になった校歌を参列した全員で合唱した。もうこの学び舎に校歌が響くことはないのだ。
私は、校歌を歌ったのは、自分の入学式と卒業式と、今回だけかな?と思う。
なぜなら、吹奏楽部だったから。
吹奏楽はいつも伴奏するため、校歌は歌ったことがない。
これって、吹奏楽部あるある、だと思うなあ。(笑)
サプライズで、学校近辺に在住の吹奏楽部OBが練習して、16名の吹奏楽部を結成して伴奏をしてくれた。
関西や福岡の同級生が、閉校式に合わせて帰省したため、同窓会をすることになった。
正式に募集したわけでもないのに、口伝えで、34名も集まった。なんて人たち(笑)
学年の三分の一の人数である。
大人数の同窓会では、話したりないからと、二日目にも、5人の仲間でホテルに泊まっておしゃべりをすることにしていた。昼間には、親切な男性同級生が、前作の大河ドラマ『せごどん』のロケ地などに連れて行ってくれた。
山奥の滝なので、凄く冷える場所だった。鈴木亮平さんも寒かったそう。今度来るときは夏に涼みに来るのが良さそうだ。
夜になりホテルの部屋でおしゃべり中に、『待受け』にしている林部さんの写真を見せ、この人知ってる?と聞くと、全員知らないそう。
ガーン、ここでは、認知度ゼロだー!
名前を教え、『あいたい』を聴かせる。
二人は、「いい声だね」
先ほどまで、苦労話を聞かせてくれていた他の二人は、「暗いね、もっと明るい歌がいい」(笑)
聴いた後、
A子「高校の時に亡くなった彼を思い出した」
交際を始めたばかりの彼と、その日はバイクで出かける約束をしていたが、待ち合わせの駅になかなか現れなかった彼は、来る途中にバイク事故を起こしていたそう。
友人に聞いて病院に駆け付けた時は、もう意識はなく翌日亡くなったという。
「CD探して買おうかな」というので、
私 「車に乗ってる私のを一枚あげる。もう一枚は私が聴いて帰らないといけないからね(笑)。
『あいたい』が入っているオリジナルとカバー曲のアルバムとどっちがいい?」
A子 「『あいたい』が入っているほう」
私 「わかった。じゃあ、それをあげる。カバーアルバムは『カタリベ1』っていうのだから、それは自分で買いなさいね(笑)」
A子 「うん、ありがとうー!」
翌朝、チェックアウト後にロビーで話していたら、
「あの歌手の名前はなんだったっけ?」と他の皆が聞くので、
「『林に部』と智史、覚えておいてね」と私。
彼女達のこれからの人生の中で、彼の名前と歌に出会う瞬間があることを、その時が素直に心に響いてくれる瞬間であることを心の中で願った。
故郷からの帰り道、生協を取っている友達のところに、お願いしていた叙情歌のCDを受け取りに寄り道をした。
前回あった時に、彼女にもCDをあげて、テレビ出演情報の布教活動をしていたので(笑)、(彼女は林部さんのことは知っていた数少ない一人)
B子さん「テレビ番組見たよ」
私 「良かったでしょう?」
B子さん「新聞にも出ていたね」
二人とも「番宣じゃなかったよね、あの記者さんファンかもね」
B子さん「もう、すぐ有名になるよ」
私 「だよねー」
嬉しい気持ちで、叙情歌CDを聴きながら家路についた。