アルビオン大学の卒業生の会ニューヨーク支部が開かれる事になって、大学のお偉い方と並んでメインゲストとして招かれてしまった私。大学側の今回の狙いは新しいコンサートホールを大学に造る為の計画発表と資金集め。

会場は超高級エリアのグラマシーパークにある由緒あるナショナル・アーツ・クラブ。私の為に特別ピアノのある会場を取ったんだと(冷や汗)。


暗くて写真では見えないけど、建物の前に小さな噴水があった。



中に入ると豪華なシャンデリアと絵画の数々。美術館みたい。


階段も凝っている。中二階の先に座るスペースがあって、ブッダが鎮座していた。ニューヨークって、仏教とかZenとか昔から流行ってるなあ。


他のイベントホール。ここも素敵な絵が沢山。

レストランがあって、本当にセレブな人々がお食事をしていた。会員のみのレストランで、会員になるにも現会員の推薦と一定の地位が無いと駄目らしい。未だにそういう世界ってあるんだなあ。


レストランを抜けて奥の部屋。シュタインウェイが待ってました。皆が入って来る時間に少し静かな曲を演奏。ピアノは良いけど、実は窓際で隙間風が寒い。古い建物はよくこういう事がある。

その後立食パーティーと歓談の時を持つ。オードブルがどれも美味しかった。特に帆立貝柱のベーコン巻きが良かったけど、歯に帆立が挟まって大変だった。演奏前にどうにか解決したけど。

偉い人達による新しいコンサートホールのプレゼンをきいて、最後に私の演奏、リストのハンガリアン狂詩曲で締め。盛り上がってくれて派手な曲は便利だ。

コンサートホールといえば、学生には勿体ない位の箱物が建つみたい。私がいた頃はコンサートホールは無くてただひたすら広い礼拝堂で演奏しなくてはならなかった。練習室も全部地下で陰気だったし。大体、音楽科なんて目立たぬ存在だったし。

良いホールで演奏するのは本当に気持ちいいし、これでもっと良い学生がきて、(私のような?)良い演奏家を輩出してくれたら、なんて。

いつの日かホールを見に行くのが楽しみ。楽しい社交の一時に感謝。

スペインと日本で夏の大半を過ごし、学期始めの慌ただしさを傍観して過ごしていたら、あっという間に9月半ば。

マンハッタンのミッドタウンを歩いていたら、メキシコの民族集団に遭遇。そういえば、ニューヨークって、こういう所だったんだなあ。色々な民族がいて、それぞれ違う格好して違うことしてても誰も文句を言わない。

衣装が素敵で、みんな誇りに満ちている。今日はメキシコの独立記念日だそう。


背中に豊穣のシンボルが乗っている。


子供も可愛い。


ハリボテを背負っている人。竹馬に乗った人も。


狐。ホンモノ。勿論剥製。


マントの刺繍も個性的。


艶やかな女性の衣装。


こちらも素敵。

出歩くだけで新しい物が向こうからやって来るニューヨーク。楽しい毎日に感謝。


バルセロナでロープウェイに乗った事ないから、乗ってみた。めぼしい観光場所は軒並みチケット切れだけど、返ってそれで今まで行かなかった所に目が向いた。

高い所はやっぱり楽しい。



ラリバル公園の丘からの眺め。


街の中心地の方。


モンジュイック城。海辺の高台の上には必ず城がある。もうこの頃には、城も食傷気味って感じで、さらっと見て歩くだけ。


大砲もちゃんとセットされてます。

サグラダ・ファミリアやカサミラの入場料が上がった事で、グエル公園に観光客が殺到、それをコントロールする為にグエル公園までもチケット制になってしまったバルセロナ。でも、朝、警備員が来る前に行けば入れると噂を聞いたので、最終日の朝7時頃に行ってみる。


噂通り、入れた。朝日を眺めながら朝食のサンドイッチを食む。



お菓子の家(の様なもの)。グエル公園も前に何度か来た事があるから、見なくても良かったんだけど、バルセロナまで来て何処も見られないなんて悲しいから来た。

ガウディ一人でバルセロナの経済効果をかなり上げていると思うと、凄い事だなあ。ガウディあってのバルセロナだ。

バルセロナにはもっといたかったけど、2日だけで、ニューヨークへ飛ぶ。長い様で短かった三週間のスペイン放浪も終わり。スペインの何が凄いって、ご飯が美味しくて、ほぼ毎日外食だったのに病気にならなかった事。アメリカでは2、3日外食しただけで胃もたれ、ニキビに見舞われるのに。

無事に旅が守られた事、新しい発見、出会いに感謝。

バルセロナ、6年ぶり。マーシャル音楽院で短期滞在を繰り返しながらスペインのピアノ演奏法を学んだので、思い入れの深い街。


朝日と共にフェリーで到着。


サグラダ・ファミリア。いつ行っても素晴らしい建物だと思う。けど、当面二週間の入場券は全部売り切れで、中に入れず。6年前に入れる塔は登ったから良いんだけど、すっごく観光客が増えたし入場料も倍増。

その後、ピカソ美術館とか行ってみたけど、そこもチケット売り切れ。なんと大変な街になってしまったんだ、バルセロナ。


それでも街をブラブラして教会や広場を散策。楽隊に併せてサルダーナを踊っています。


そして相変わらずのビーチ!昔はよくピアノの練習の後、歩いてビーチに行ったっけ。ビーチに行くのを励みに練習を頑張っていたと言っても過言ではない程。

夜は、バルセロナ日本語で聖書を読む会の下山さんとピアニストの羊子さんご一家と夕食。6年ぶりの再会だけど皆変わってない!凄い恵まれた、楽しいひと時を過ごしました。

キリストにある友情に感謝。


マヨルカ最後のランチは、市場に行って摘み食い。


このイカのグリルしたの美味しかった!寿司もあったけど、やっぱりちょっとイマイチだったな。魚は新鮮ではあるんだけど、やっぱり地元料理が一番。


鮮魚売り場。こんなお店の近くの住めたら幸せだなぁ。


その後マヨルカ大聖堂を観に行く。ちょっとお城と大聖堂だらけで食傷気味だけど、マヨルカは簡単に行かれる所ではないので、気力を振り絞って行ってみる。


ステンドグラスが美しい。


また建築に何世紀もかけて、ガウディも建築家の一人として完成に関わった。でも彼のアイディアは前衛的すぎて最後まで遂行されなかったらしい。


お城みたい。


何処から見ても立派。


港側からも、一際目立っています。


ディナーは、地元ロブスター。1年分のロブスターを食べた。


夜10時だというのに公園で遊ぶ子供達。シエスタがあるから問題なし。


最後に現代芸術美術館の周りや城壁の上を散策して、夜のフェリーまでの時間を過ごす。今度は目覚めたらバルセロナ。

楽しい滞在に感謝。

マヨルカ最後の日はベルベル城を見学。如何にも城、って佇まい。


小高い丘の上に建っていてちょっとしたハイキングコースもある。私は時間無かったので車で登ってしまったけど。


丘の上の城壁の中にあっても更に堀がある。水はもう無いけど。凄い強固な造りだなと感心。


城からの眺め。侵入者がきたら一目瞭然。


城の上の様子。円形の中ではコンサートの準備をしていた。


その後、ミロが晩年住んで制作もしていた、ミロ美術館を観に行く。奥さんのピラーはマヨルカ出身。


よく分からない絵。


そして可愛い。


製作所の壁に遺された落書き?見た瞬間噴き出しそうになる。癒されるわー。


独自の世界観だと思う。

小さな建物だし、半分改装中だったから余り見る所なかったけど、見た作品は愛らしく、ちょっとミロファンになりそう。ミロなら箱根で幼い頃見たと思うんだけど、今の方が断然楽しめる。年の功かな。ミロのインタビューの映像も見れて興味深かった。ミロがガウディを天才だと言っていたし、ミロの最初の展覧会は大失敗、お金も無くて、絵を飾る枠も買えなかった、とか。成功の陰には多大な努力があるんだなあ、と思う。

更なる刺激に感謝。

マヨルカ島北端の岬、フォルメントルへ出発。


マヨルカ島の景色は、街を出ればずっとこんな感じ。背の低い木と乾いた山。


遂に見えてきた海!青い!綺麗!


岬からの眺め。絶景で言葉もありません。


ビーチは岩が多かったけど、ちゃんと砂浜の部分もあって、そこで多くの人がのんびりしている。入江なので波が無く大自然のプールみたい。泳いでいて凄く気持ちいい。


午前中泳いだ後、道すがらカプデペラ城の廃墟に寄る。スペインは城だらけ。


城の上から街を眺めた所。展望台からは海をいつも見ていて、侵入者の船が来ると狼煙を上げて次の岬にある要塞へ伝達していたそう。


城壁の中には教会もある。1300年代に建てられて、1800年中頃まで市民を守った要塞。中には畑も井戸もあって、自給自足が可能だったらしい。1800年中頃以降城の外に住み始める人が増えて、城は軍事施設に変更、今は史跡になっている。


その後、ドラック洞窟を見学。アーカンソーでも凄い洞窟を見たけど、ここも凄い。


洞窟の中はひんやりしている。本当は鍾乳洞の石は触っちゃいけないんだけど、手が触れられる辺りはみんなベタベタ触っていて黒くなっていたり、折れていたりした。史跡にも沢山落書きがしてあるし、ヨーロッパ人て、お行儀悪い。


この水上で20分くらいオルガン、バイオリン、チェロのコンサートがあった。自然の音響に任せて良く響いていた。小舟に乗った楽団が行ったり来たりしながらの演奏。中々見ものだと思う。演目は、カノン、舟歌、愛の挨拶、G線上のアリア、と結婚式みたい。帰りは、小舟に乗って出口まで行く。


その後マヨルカ真珠の工場と展示販売店を見学。これは(ニセモノの)真珠を造っている現場。


夜はソレルに行って、可愛い街を見た後、夕飯。日没で山が赤くなる。


リゾート地で浜辺には沢山のレストラン。


日が沈むのが遅くて、皆10時頃まで遊んでいる。

楽しい事が詰まったマヨルカ島の1日に感謝。

途中イビザ島に寄った時のアナウンスメントがうるさくて眠りを妨げられたけど、それなりにぐっすり眠れて快適なフェリー。シャワーやトイレも部屋に付いているし。


見えてきた、マヨルカ島。待ってろよ〜


パルマの街、目立つは矢張り大聖堂!


荷物をホテルに置いて、ブラブラ。綺麗な花が咲いて素敵な街並み。


スペイン村。古いスペインの街並みを残した、一角が博物館になっている。


ちょっと高台からの眺め。太陽と緑と煉瓦の街並みが素敵。

そうそう来れないだろうから、沢山の所を見て、美味しい物も食べる予定。楽しい旅に感謝。

マヨルカ島に来た一番の目的、カルトゥハ修道院に繰り出す。ここはショパンとサンドが冬の間滞在した所。大聖堂ではないので、質素な造り。


中庭には勿論オレンジの樹。


ショパンの滞在した部屋の窓からの眺め。夏でこそ緑も茂って果物もなって良い眺めだけど、冬だったら閑散としていそう。元々パルマの方に滞在予定が、島民達に病気を理由にこんな山奥に追いやられてしまったショパン。さぞかし心細かったのではないかな。


ショパンの使っていたピアノ。


ここで作曲された雨だれのプレリュードの原稿。ショパンの繊細さが筆運びにも表れている。この滞在で他にも多くの名曲が作られていて、原稿が沢山展示されていた。


ショパンの手型。きいてはいたけど、手は大きくなくて、私と余り変わらない。リストの手も私と同じくらいだったし。

この日はショパンの曲がグルグルと頭の中でとまらない日だった。幸せな時間に感謝。


因みに、近くのカフェに座っていると麦藁帽子を巣だと思ったのか、鳩が来襲、しばし皆の笑い者に。


ヨーロッパならどこに行っても必ずある大聖堂。朝ビーチに行った後にまたチンタラ歩きとバスに乗って見に行ってみる。


まずは街の入り口の門。もうこれだけでお城の様なんだけど。


こんなのが建っていたらびびって不法侵入もできないんじゃないかと。


作りも凄く凝っていて、アランブラを彷彿させる。


因みにランチはバレンシアパエリヤ。美味しかった。


5世紀にも渡って建築された大聖堂は色んな時代の建築様式が混ざってる。最初に設計した通りにするのなんて、難しいんだろうな。そもそも設計図が残ってたりするのかな。


巨大な美術品ともいうべき彫刻。大聖堂を色々見ていて、豪華にしたのはこうやって観光客からお金を取るためなのか、なんて穿ってしまう。その手にのるか、と思いつつもやっぱり中も見たいから言い値で入場料払っている自分。入り口でオーディオガイドを無料でというか、半ば強制的に使うようにされ、聴きながらまわる。説明されれば良く分かるし、こうする事で余計なお喋りをしないで皆静かに廻る。これが目的か。


キリストが最後の晩餐に使ったとされる聖杯。本当なのかな。年代からいって信憑性が高いそうです。この他にも併設された展示館に、聖人の彫像や聖人の指の骨とか飾られていたり、見応えはあった。


そして、ミゲレテの塔に登って街を見渡す。ここでの生活ってどんなのか、想像してみる。



塔の階段からの眺め。聖堂の屋根はオレンジじゃなくて、青。


その後、夜出発のフェリーに乗ってマヨルカ島へ。寝台フェリーはホテル代と飛行機代を考えると凄くお得。上のベッドを引っ張って2段ベッドになる。


アデーウ、バレンシア。また来たい。寝て起きたらマヨルカ島に着いているワクワク感で中々寝つけなかったけど、十分眠れて満足。楽しい旅に感謝。