マヨルカ島に来た一番の目的、カルトゥハ修道院に繰り出す。ここはショパンとサンドが冬の間滞在した所。大聖堂ではないので、質素な造り。


中庭には勿論オレンジの樹。


ショパンの滞在した部屋の窓からの眺め。夏でこそ緑も茂って果物もなって良い眺めだけど、冬だったら閑散としていそう。元々パルマの方に滞在予定が、島民達に病気を理由にこんな山奥に追いやられてしまったショパン。さぞかし心細かったのではないかな。


ショパンの使っていたピアノ。


ここで作曲された雨だれのプレリュードの原稿。ショパンの繊細さが筆運びにも表れている。この滞在で他にも多くの名曲が作られていて、原稿が沢山展示されていた。


ショパンの手型。きいてはいたけど、手は大きくなくて、私と余り変わらない。リストの手も私と同じくらいだったし。

この日はショパンの曲がグルグルと頭の中でとまらない日だった。幸せな時間に感謝。


因みに、近くのカフェに座っていると麦藁帽子を巣だと思ったのか、鳩が来襲、しばし皆の笑い者に。