河童キレる。 | Chorimai アルゼンチン日記

Chorimai アルゼンチン日記

愉快なアルゼンチン人彼との珍道中

平日の映画館は、人も少なく静かで結構好き。

昨日は、久しぶりにKappachanと平日の映画館へ。

今回見た映画はこれ




観客の多くは、「プラダを着た悪魔」や「ブリジットジョーンズの日記」系の映画が好きそうな女性、そして、ロバートデニーロ世代のおじちゃん、おばちゃん。

ほとんどが、お一人様。

平日の一人の時間をゆっくりと映画を見ながら楽しむ、、、そんな感じでしょうか。


そんな中、10歳~15歳くらいの女の子のグループ(6人ほど)が入ってきた。

きゃぴきゃぴーーーーっ、きゃぴきゃぴーーーーっ。

そして、彼女たちの座席は、私たちの前。

ちょっと嫌な予感。

それに続いて、同じ年代の男の子のグループ。

げらげら~。ぎゃはは~。げらげら~。

私たちの3~4列後ろの席。

きゃぴきゃぴとげらげらに挟まれた私たち。

ますます嫌な予感。


そんな中、会場は暗くなり、本編前の予告が流れる。

女の子たち、きゃぴきゃぴが止まらない、、、。

写真を撮ったり、ポップコーンを奪い合ったり、楽しそ~!でもうるさーい!


「いい加減にしなさい!」

彼女たちの通路を挟んで隣にいたおばちゃんが一喝。


きゃぴきゃぴ。きゃぴきゃぴ。


全く効果なし。


「あなたたち、いい加減にしなさい!」

彼女たちの前の座席の女性も、またまた一喝。


きゃぴきゃぴ。きゃぴきゃぴ。


またもや効果なし。


そんな女の子の様子に、男の子グループも調子に乗って女の子たちにポップコーンを投げ始める。

そして、見事に私にポップコーンがあたりまくる、、、みたいな。

あのー、本編始まったら静かになるんですかね、これ?


「本当にいい加減にしてちょうだい。みんな、本編だけじゃなくて、予告編だって楽しみたいのよ!」

しびれを切らした女子グループ前の女性、そう厳しく女の子たちに注意し席を移動。


その後本編が始まったこともあり、静かになる。

良かった~。

と安心していたのは、映画の前半のみ。

後半に入ると、小さくきゃぴきゃぴ、きゃぴきゃぴ。

うん、うん、でもそうだよね。
ジュラシックパークみたいな映画じゃないもの、飽きちゃうよね~
あはは~。

つうか、な~んでこの映画を選んだ???

そんな女子の様子に、男子がポップコーン作戦を再開。

そして、運悪くそのポップコーンがKappachanを直撃。。。

実はKappachan、キレると怖いの~。ひょえ~。

でも、相手は子供。どうやら、相当我慢した様子。

そして、かる~く警告だけ。

「ぶっとばされてーのか?」

↑これ以上、俺を怒らすなよ、、、的な。


そーよ、そーよ、ここで静かにしないと、あたしゃ本当に知らないよ。

私でさえ怒りが爆発しそうなんだから、沸点が低いKappachanなんて、、、いつ噴火してもおかしくない。

一瞬静かになるも、男の子たちのはしゃぎっぷりは止まらない。

誰か~、止めてくれ~。Kappachanがキレる前に、誰か止めてくれ~。

「おまえら、いい加減にしろ!!!」

私たちの後ろにいたおじちゃんが、男の子たちに注意。まさに救世主。


そんなこんなで、映画はクライマックス。

ロバートデニーロの言葉が胸に突き刺さるであろうシーン。



ぎゃははは~。げらげら~。ぎゃははははは~。



せ、せりふが聞こえない、、、泣

男の子たち、はしゃぎすぎ。


しゃーない、スペイン語の字幕で頑張るか~。


とその時、、、



な~にがそんなにおもしろいんだ~~~? あぁ?

映画館のマナーを俺が教えてやろうか?

いつまでもふざけてんじゃねーぞ、このヤロー!!!



はっ! 隣に座っているはずのKappachanがいない。

あ、、、いつの間にか立ち上がって通路までいっちゃってる。


は~い、見事にキレました。

キレッキレ!


男の子も女の子も、ビビりまくり(笑)
まあ、でも良い勉強になったのではないでしょうか。


「オイラってさ、顔が意地悪でデブちんだから、強そうに見えるんだよね~。だから、ああいう風にキレてみせると、迫力あるんだ~。みんなすっきりしたでしょ?」

当の本人は、キレた後なので、気分爽快の模様。
一番すっきりしたのは、Kappachan、あなたなのでは?
確かに私もすっきりしたけどね。

お陰様で私は、映画の後半の記憶があまりありません(笑)

とりあえず、アンハサウェイがとってもかわいかったです。

そして、ロバートデニーロ、大好き。