岩船寺は天平元(729)年に聖武天皇の発願により行基が建立したと言われていますが、中世以降の火災で古い記録が失われ詳しいことは分かっていないようです。
最盛期には39の坊を持つ大寺院だったそうです。
山門前にはこのお寺の名前の由来になったと伝わる石槽(石風呂)があり、岩船寺に参る僧はこの石風呂で身を清めたとか。
今は山門から境内が一望できてしまう小さなお寺。
私は岩船寺については三重塔くらいしか知らなかったのですが、紫陽花の寺でもあるようです。
参道にも紫陽花の花が。
今回はいったいどれくらい紫陽花を見たんでしょう。
岩船寺の紫陽花も綺麗だったけど、さすがにちょっと食傷気味。
奥にあるのは石室不動明王立像(重文)。
不動明王立像の前を左に入ると厄除地蔵菩薩。
そのすぐ奥の五輪石塔(重文)。
基壇まで完全な形で残る十三重石塔(重文)。
そして本堂。
本堂は昭和の建築ですが、坐高3m弱の本尊木造阿弥陀如来坐像は平安時代のもので重文。
木造四天王像は京都府指定文化財。
他にももとは三重塔に安置されていた厨子入普賢菩薩像(重文)や四頭身でどこかコミカルな十二神将像などが。
本堂に向かって左側には小さいけど池があって、睡蓮の花が綺麗に咲いてました。
写真撮ったんですけどね・・・あんまりできがよくなかった![]()
鐘楼。
岩船寺三重塔(重文)。
室町時代のものですが、平成15年に大修理されたため朱も鮮やかです。
この時一層目内陣の壁画も調査・復元されたので極彩色の壁画を見ることができますが、通常は公開されていません。
朱も褪せて枯れた佇まいの塔を好んでいた人もいたため、大修理に伴って新たに朱が塗りなおされたことには賛否両論あったようだけど、大修理前の三重塔は老朽化でかなり傷んでいたようなので塔を守るためには致し方なかったかもしれません。
三重塔を裏側から。
三重塔の裏側は少し高くなっていて、ぐるりと回る散策路があるので裏側からごく間近に見ることができるんです。
ちょうど二層目が目の前くらいの位置。
塔をこんなに近くに見られる機会ってそうそうないので舐めるように見物させていただきました。
普段は遠すぎて良く見えない最上部の宝輪(九つの輪)や水煙(宝輪の上の火炎の透かし彫り)までよく見えます。
これ、別に避雷針とかじゃないですよ。
全体で相輪といって、それぞれの部分がちゃんと意味を持つものです。
昔の人の技術ってすごいな~と垂木や組物を見ていたらこんなものを発見!
天邪鬼が屋根を支えてます。
重くなるからと18-55のレンズしか持って行かなかったのだけど、持って来ればよかったと後悔。
よく見るとちゃんとパンツはいてます
三重塔を眺め倒して本堂前まで戻ってくると、水を張った鉢の中にこんな可愛らしい花が。
根本では小さいカエルくんがおくつろぎ中でした。
岩船寺裏山には白山神社・春日神社の本殿があるということです。
あれ、白山神社と春日神社?
もしかしてあの「立入禁止」の札が下がっていたあの白山神社・春日神社ですか?
そうか「立入禁止」って、あの石段じゃなくて別の道から行きなさいってことなんだ。
浄瑠璃寺、岩船寺ともに小さなお寺ですが、けっこう見どころ満載かも。
不便なところにあるので混んでいないのも嬉しいですね。
(でも帰るころ観光バスが入って来ていきなり混んだ
)
本当はせっかくここまで来たので海住山寺にも行ければよかったんですけどね。
岩船寺から海住山寺まではコミュニティバスで加茂駅へ出てバス乗り換え。
(コミュニティバスは1時間に1本)
しかも海住山寺口バス停からお寺まで徒歩20分あるし・・・。
帰りはまた20分歩いてバスに乗り、まあ加茂駅からはJR一本で帰れるんだけど、散々山道登らされてなんだかもう面倒臭い気分。
それに時間的にも海住山寺をゆっくり参拝してる暇はなさそうだし、考えようによってはここから回るより別途JR利用で海住山寺だけ行った方が便利だし。
まだまだ機会はあるので欲張らずに奈良へ帰ることにしましょう。
これ以上頑張ると本当にすっぱくなっちゃいそうだし
最後に当尾でいただいたご朱印を。
浄瑠璃寺。
岩船寺。
いっぱい歩かされたけど(自業自得)当尾の里は素敵なところでした。















