宇宙詩人 第四回『月が見ていた』砂時計の中は窮屈だけど時は刻むんじゃなくてゆっくりと積もるんだ栗の鬼皮はトゲトゲだけど中味は丸くて そして甘くてとてもやさしいんだ沈む夕日と共に風がやみ夜長に鳴く虫たちの声ただいまおかえりただいまおかえりどこから来たの?どこへ行くの?歩いて歩いて帰るんだ