まず、「医療の方が偉い」という風潮や考え方自体が解せない。
そもそも医学というものは日進月歩、常に変化しているものであり、つまり、現時点で「わかっていることだけがわかっている」のである。
それは科学もしかりで、だから我々もそんな完璧完全に確立されていないものを全面的に信用することはできないし、むろんどっちの方が上だとか偉いという考えもない。
又、僕は彫師ではないから、今回の裁判や判決についてどうのこうの言うつもりもなかったが、それがこと「芸術」にも及ぶ話となっているから、そこは一言、自分なりの見解を述べようと思ったまでだ。
タトゥが医療行為でないというのは当たり前のことだ。
今回、その当たり前のことが高裁で判決として言い渡された。
それは、例えば床屋やネイルアーティストが医療行為ではないとか、もっと言うなら子育てや老人の自宅介護が医療行為ではないというのと同じだ。
そもそも、免許や資格というものにもあやふやなところがあって、運転免許を持っているにも関わらず飲酒運転をしたり、先の医療免許を持っていても、不正や悪事を働く輩はたくさんいる。
ならば僕は、そんなたとえ資格を持っている医者であろうとも、そんな人に腹を切ってもらおうとは思わないし、逆に、信頼できる“ブラック・ジャック”の方がいいと思うたちだ。
そして、もちろん正当で信頼できるお医者さんもたくさんいるし、何よりジャンルにはそれぞれ「歴史」というものがある。
よって、そこに他ジャンルのものが口出ししたり、ましてや理不尽な規制で従わせようなどというのは以ての外である。
科学や医療が救えなかったり、癒せなかったりしたものを、宗教や芸術がやったという歴史も確実にあるし、逆も又しかりだ。
だから、僕は自分の身体や芸術を委ねるのは、自分の目で見て判断した信頼できる人にお願いすることにしている。
うん、こないだ適当に市の健康診断を受けた僕が言うのもなんだが…(≧∀≦)

