買いました。
【レビュー対象】
DNAプラチナM / STIGA / 赤 / 特厚(2.1mm)
【使用環境】
ラケット:スプラインN2/ダーカー/FLグリップ
F面:DNAプラチナM/STIGA/赤/特厚
B面:バーティカル20/STIGA/特薄
総重量:161g
【使用動機】
御内健太郎神へのリスペクトが高じ過ぎて、気づいたら買ってました😇
ラケット変更で少し弾みを抑えたものにしましたが、さらにその効果が高まるかなと、「カット時の弾みが抑えられている」という噂のDNAプラチナを試すことに…。
特にラクザXソフトへの不満はなかったにも関わらず😇
御内神が使用しているのは最も硬いXHですが、僕じゃそら無理と思い、シリーズの中で中硬度のMにしました😇
【ラケット貼り付け時のラバー重量】
テナジー05FX/特厚 →50~51g
ラクザXソフト/MAX →52~56g(個体差激しめ)
DNAプラチナM/特厚 →53g
DNAプラチナMは、スポンジがMAX(2.3mm)と特厚(2.1mm)とあります。
【スポンジ硬度やらシートやら】
メーカー表記の硬度は47.5度
硬度基準はおそらくヤサカと共通で、ラクザXソフトはメーカー発表値40~45度です。
テナジー05FXはメーカー発表値32度ですが、バタフライの独自硬度基準で、+10すると同じぐらいだと聞いたことがあり、実質42度。
実際、感覚的にも一致します。
DNAプラチナはシートがかなり薄く、シートそのものは結構柔らかいので、トータルの実質的な硬度は、スポンジ硬度の47.5度よりも若干柔らかく感じます。
使用前は中硬度のラバーすらずっと使ったことがなかったので不安がありましたが、使っているとそこまで違和感はありませんでした。
DNAプラチナのシートは、玉突き時点でめちゃくちゃ回転性能の高さを感じます。テナジー05と張ってる気がしました。
ラクザXよりは回転性能が高いですね。
ただ表面はしっとりタイプで、いかにも湿気に弱そうでした。
実際湿気にかなり弱く水分をまといやすいので、汗はしっかり拭かないとツルツル滑ってしまいます😇
【フォア打ち】
硬度なりの打球感。
柔らかいテナジー05FXや、ラクザXソフトよりはスポンジが硬い分、若干の硬さを感じますが、ちょっと使えば慣れるレベルです。
スピードなどは05FX特厚やラクザXソフトMAXと同等です。
【ドライブ(対 上回転)】
まずスピード・回転自体は05FX特厚やラクザXソフトMAXと同等。
スピード
05FX特厚≧DNAプラチナM特厚≧ラクザXソフトMAX
回転
05FX特厚≧DNAプラチナM特厚>ラクザXソフトMAX
ぐらいです。
DNAプラチナはMAXが存在するので、MAXであれば05のスピード・回転と完全に互角かも知れません。
弾道は直線的…というより、飛び出し方向が、若干05やラクザXより低いです。
しかし回転は明らかにかかるので、弧線は出ます。
ラクザXは後陣から打つとテナジー05と差を感じましたが(弾みが若干低い)、DNAプラチナは後陣からでも弾みが遜色ありません。
【ドライブ(対 下回転)】
性能差が如実に出る対下。テナジー05クラスです。
飛び出し方向の低さ部分で、最初は慣れが必要でしたが、グリップしますし、回転の上書き性能や持ち上げ性能自体は05と張ってます。
ラクザXもグリップ力が持ち味でしたが、DNAプラチナもグリップしますし、何よりシートだけで擦ってしまってもそれなりのボールになります。
「シートだけで擦ってしまうと落ちる」
という現象は、湿気をまとっている時以外では無縁です。
ただ、薄く擦ってチョリドラするより、厚めに当てた方が明らかに良い球が飛ぶラバーだと思います。
【スマッシュ・カウンター系技術】
まずスマッシュ・カウンタースマッシュについては…非常にやり易いです。
僕の場合、シートが柔らかかったら何でも「やり易いです」という感想になってしまうのですが😇、シートが強い分回転の影響を受けやすいのかなと思いきや、ラクザXソフトや05FXと比べてスポンジが硬いのが寄与しているのか分かりませんが、ハードヒット時は回転の影響が掻き消える印象です。
あと取り辛いナックル性のボールになってる感じがあります。
カウンタードライブは、シートの強さ…特に上書き性能の高さが存分に発揮されて、05FXやラクザXソフトよりもやり易さを感じます。
自分本位で回転を加えられるイメージがかなり強いですね。
カウンター技術全般の性能は、最高クラスだと思います。
きっと硬度が高いとさらに顕著なんでしょう🤔
【ブロック】
05FXほどオートで回転がかかるイメージはないですが、ラクザXソフトより若干自動的に上回転かかってる感があります。
ブロック時はこちらから力を加えなければ、相手の球威を吸収している感があり、いい感じに収まります。
【ツッツキ】
05FXと同じです。めっちゃ回転かかりますね。
ラクザXソフトは、シートによる回転性能を若干抑えた分、少しコントロールしやすく感じましたが、DNAプラチナに関しては05FXと一緒です。
回転性能が同等、そして弱インパクト時は、相手の回転の影響も同等に受けます。
表面で当たってぶっ飛んでしまうということは無く、弾みは05FXより抑えられています。
【カット】
めっちゃやり易いです。05FXの弾みだけ抑えた05FXです。
カットぐらいのインパクトだとちょうど弾みが抑えられる設計になっているんですかね、下馬評どおり確かにカット時はそこまで弾まないです🤔
ラクザXソフトは、回転性能が05FXに近いとはいえ若干だけ劣ると感じましたが、DNAプラチナに関しては本当に05FXと同等に感じます。
テナジー特有のオートで回転かかっちゃう感は無いので、意図して回転に変化を加えられる自在性もあります。
「テナジーだと気持ち弾み過ぎるから、カット時の弾みだけ抑えたラバーが欲しい」
という、悪質なクレームレベルの願望を持っている層にバカ受けです。つまり僕にドハマり🤗
【サーブ】
05と同性能。回転性能高いっす。めっちゃいいっす。
【フリック】
05と同性能。回転の影響はちゃんと受けるので注意。
【ストップ】
05より若干弾まないです。回転を05並にかけられる分、ラクザXの上位互換。
【チキータ】
できませんごめんなさい。
【B面への影響】
弾みの影響は特にありませんが、全体的に打球感がほんのり硬くなった印象は受けます。
【おすすめな方】
柔らかめ~中硬度ラバーが好きなカットマンはコレ使っとけばいいのでは…と思うレベルです。
「テナジーだとちょっと弾み過ぎるから、カットや台上の時だけ弾まない夢のラバーが欲しい」
という欲張り極まりない願望を叶えてくれるラバーでした。
何でもできるので、基本的にどんな戦型にも合うと思います。
守備技術重視のカットマンには、ちょっとコンセプトが違うかなという気はします。
【まとめ】
バタフライのカタログ数値で言うと…
●05FX
スピード13
スピン11.5
●DNAプラチナM(ドライブ時)
スピード12.8
スピン11.3
●DNAプラチナM(カット・台上時)
スピード11.0
スピン11.4
●ラクザXソフト(ドライブ時)
スピード12.5
スピン11.0
●ラクザXソフト(カット・台上時)
スピード11.5
スピン11.2
ぐらいの感じ。さらにカウンター時の性能が高い。
基本的に僕が欲しいと思っている性能がラクザXを上回ったので、乗換決定です。(※ラクザXも05もめっちゃいいラバー)
ひとつ気になるところといえば、飛び出し角度が低いことで、多分少しだけスイング角度が変わりました。
使い手の好み、こだわりで見解が割れる部分だと思います。
実売価格は6000円弱。
ラクザXは4000円弱ということを考えると、コスパではラクザXに軍配が上がる…と、思いきや、ラクザXは割とすぐタヒぬという特徴があります😇
ラクザXは40時間も使ったらめちゃくちゃ劣化を感じます。
DNAプラチナは現在使用時間が30時間程ですが、新品時とほぼ変わらない性能のままで、未だ劣化を感じません。多分まだまだ使えますね。
ラクザXより寿命が長い分、コスパも良さそうです。
【その他】
もうしばらくはラクザX使い続けるかな~と思ってたのですが、あっさり別ラバーに移行してしまいました🤔
テナジーよりは価格が安く、この性能。
確実にテナジーの代替を狙いにいってるラバーですね。
さすが御内神が使うラバー(ただしXH)です😇
湿気には本当に弱く、水分まとい過ぎなので、汗かきな人は常に乾いたタオル必須です。笑
もう少し練習量を増やせそうなら、硬度をHに上げたいなぁとも思います🤔
よいラバーに出会ってしまった。。