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みなさま GWはいかがお過ごしですか?楽しんでますか?
私は 一切働きたくないカットマンなのですが、
部署の特性上、GWに働かざるを得ないカットマンです…
記事UP時点の本日で15連勤目となっており、
6日の17連勤で一旦フィニッシュです。
まぁその分、他の平日がクソ暇やったりするのですが…ね、なんかね。
さて、特に記事も書いてないのに、アクセス数が平日の2倍ぐらいになってます。
みなさま GWで 時間を持て余してらっしゃいますね!!!!!
くっそ!!!!!!!
午後から仕事が始まり、夜に仕事を終える…というパターンの勤務体制が続いており、
「観てない奴はもぐり」と称され迫害を受ける 世界卓球
ほとんど観れませんでした。 わたしはもぐりです。
唯一、金曜の夜。
伊藤美誠先生とビレンコ様との試合(録画)と、
その後の 先生 vs 李 師範 との中継試合を見ることができました。
混合ダブルスも応援してましたが、3セット目ぐらいで寝落ちしました…。
いやぁ、伊藤先生vs師範との試合は、観ていて1点毎に声が出ました(独りで)。
相当アブナイ奴になってたものと思われます。
や~、準決勝進出まであと少し…惜しかった。
たらればは無しですが、5セット目獲れてたらな~
9-9移行のゴリ競りになったところでのフォアブロックが、
合わせてバックに流すブロック"だけ"になってしまってた印象がありました。
そこで崩してから叩く…というパターンも良かったので、いけない訳ではないんですが、
コースは読めていたはずなので、フォアでカウンターしにいくのを躊躇ったのでは…と見えましたが、どうでしょうか。
とにかく、中学生の次元ではないプレイでした。すごいわ…。笑
さて、本題。
【伊藤先生 vs ビレンコ様】
これですね。
いや、結果は速報で知ってたんですが、1セット目から、
「こら、このカット打ち続けられたらカットマン側はノーチャンやで…」
って展開ですね。
伊藤先生のスマッシュが上手すぎます。
ラケットをクルクルさせてるビレンコ選手ですが、現在の使用用具は何なんでしょう?
面の使いどころと光沢的に、赤面が異質ラバーなんでしょうが、
いくら目を凝らしても、粒高には見えませんし、時折裏ラバーにすら見えます。笑
表かな? まぁ ええや。
とにかく、ビレンコ選手が伊藤先生の完璧なカット打ち対策に、さらに対策を講じますが、それらを封殺していく試合内容
1セット目7-3の鬼のような短さのブロック(ネットにも助けられた?)や、
強調されてませんが2セット目5-2のとこの伊藤先生の鬼コースレシーブ…
リードした時にチラチラと見せるスーパープレイは、確実にカットマン側の頭の中に残り、
意識せざるを得ない警戒範囲が広くなり、後手後手に回る展開ですね。
3セット目でビレンコ選手が攻めに転じてセット取り返しましたが、
ここでも4-3の場面の伊藤先生の鬼カウンター。
解説は「待ち受けていたかのよう」みたいなこと言ってますが、
動画を何回巻き戻し再生しても、少しバック気味で待ってたところ、
手の届く範囲のフォア側に来たので脊髄反射的にどついた様にしか見えません。笑
伊藤先生の戦術はカット打ちの教科書通りです。
普通と違うのは、完成度が高すぎること。笑
基本的には前後に大きく動かしながら、相手を崩しつつ、甘いカット&ツッツキを誘う
誘ったボールを待ち構えて頂点…よりも少し前の早い打点で鬼スマッシュ
男子よりスマッシュのスピードは遅いかも知れませんが、打点の早さが手伝ってトータルで見るとクソ早いと思います。笑
で、それを拾っても、連続で逆コースやミドルに来る…と思って重心を戻そうとしたところに、
相手の動きを見ての同コース二度突きスマッシュ(ex 3セット目4-5)
で、強烈な意識を植え付けて次はセオリー通りに打って読みを外す(ex 4セット目2-0)
それも打つんかい?なスマッシュも…(ex 3セット目8-9)
カットマンの執念プレイを叩きのめす2バン鬼ブロック(ex 5セット目5-6)
うーん、感想戦のために伊藤先生と試合しているつもりになって、動画を再度観ましたが…
ビレンコ選手は、やるべきことを ほぼ全てやり尽くしてますね。
伊藤先生が、それらを上回り続けた…って感じです。
ビレンコ選手が逆を突かれている時、自分も逆を突かれました。
視聴2度目なのに。笑
カットマンの立場から、この伊藤先生の圧倒的カット打ち構成をどう崩すべきか…
ちょっと考えてみました。
【カット】
・フォアのシュートカット等、右回転系を多く取り入れる
・全体的に下回転量の多さを重視する
・カットが常に深いことが前提
横変化をつけるとすれば、右回転(相手バック側に食い込む方向)系を多くする。
左回転系のボールはフォア側へ逃げてはいきますが、追い付かれると回転の勢いを利用して叩かれやすいため、
カット打ちの上手い相手ほど、大して有効な変化ではありません。
特に伊藤先生は左回転系に対する強打は得意なご様子。
バックカットで左回転を与えながら台深くに高く入れるいわゆる「釣り球」も 全く意に介さずスマッシュで仕留められてます。
男子なら逆にスマッシュではなくドライブしているだろうシーンで、少なくともロビング等の展開にもつれ込みそうなもんですが…
伊藤先生は本当にスマッシュの完成度(精度と使用タイミング)が高いです…。
縦回転は、もうまずはとにかく下を切る。
伊藤先生に選択肢を与えず、ツッツキか持ち上げるしか無くさせる。
回転量が中途半端だと、うまく長短の変化をつけられてしまいますし、
いつ飛び出るか分からないスマッシュにも意識を割かないといけない。
この展開を破るには、
短く止めようとすると回転で落ちたり、吹っ飛んでったりするぐらいにブチ切る。
スマッシュするにも伊藤先生には無い剛腕が必要なぐらいにブチ切る。
伊藤先生も、ブチ切れたカットやツッツキに対しては、安全にツッツキやループを選んでます。
スマッシュが上手い伊藤先生と言えども、身体の使い方の上手さと打球タイミングだけでは、ブチ切れの下回転をスマッシュするのは難しい様子です。
うん、要はカットマンの理想のカットを追求し続けるって感じですね!
【ツッツキ】
・とにかく相手の体勢を崩す 待ちを外し続ける
ビレンコ選手のツッツキは ほぼ理想的だったと思います。笑
もう、あとは相手の待ってるところをどう外すかってぐらいじゃないすか…
あれ以上どうしろと…!
【攻撃】
・上記を前提に、相手の返球パターンを絞り、繋ぎ球を読み切って攻撃する
完全に攻撃に転じれずとも、前陣ブロック等は挟みたいとこですね。
このリ・ミョンスンvs朱雨玲 の動画。
攻撃タイミング等が非常に参考になります。
セットカウント2-1の9-10の場面のバックブロック、いいですね。
こんな感じで崩していくことができれば、カットマンでも勝てたかな?
伊藤先生は朱雨玲よりカット打ちレベルは既に上なんじゃないかとか思ってるわけです…
【その他】
・もっと、もっと粘る
カットで粘る展開で、ほぼ印象に残るような得点が無かったですね。
伊藤先生に焦りが見られたのは、
ビレンコ選手が攻撃をちらつかせて意識配分を少し変えさせたシーンぐらいで、
その他では伊藤先生の卓球を崩すには至らなかったように思います。
いや、ビレンコ選手は十分粘ってた説が有力ですが、
伊藤先生に「粘られると負けそう」と思わせるぐらいにもう一つ粘ることができれば…
ということで、カットマンの天敵みたいな卓球を見せつけた伊藤先生ですが、
まだ14歳…ぱねぇ。
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