
結論なんか出ちゃいません! 思考整理用。
卓球の難しい部分の一つに、
「どうしてもここは取らんとイカン」…そういう1点があること…が挙げられると思います。
【ルールで形成される節目】
スポーツは何でもそうですが、時間制限や、勝敗のつくポイント制限があります。
もし、卓球が1セット200点マッチとかであれば、途中11ポイント連続で取られ続けたとしても、トータルで勝てば良いので、
ひたすら、「その時考え得る、もっとも期待値の高い戦術(=得点できる確率の高い戦術)」を選び続ければ、最終的に相手より先に200点取れる確率も高くなる訳で…。
いたって、シンプルです。
メリハリが無いため、面白味には欠けますが。
実際は、トータルで勝てば良いというのは変わりありませんが、
1セット11点が一つの節目となって、11-0で取っても、11-9で取っても、1セットの価値は一緒(もちろん、ゲームの流れは全く違いますが)です。
3セット先取で、取得ポイント総数で言えば33-0で勝つのも、51-49で勝つのも、勝ち負けの上では一緒。
こういうルールですから、試合全体の流れの変わる節目のポイントが、1セット200点マッチよりも断然多くなります。
それが、面白くもあり、難しいところ。
で、そんな、ゲームの流れを決める、 節目の…勝負どころの1点。
これをどう取るべきか? どんな戦術を選択すべきなのか。
超迷います。
やるべきことは、頭では分かっていますが、怖くてできないという思いが強い。笑
特に、節目というか、マッチポイント付近のポイントが…。
【具体例/考え方の流れ】
実際にあった場面。水曜の話ですが…笑
カウントはフルセット9-9 自分がサーバー。
タオルで汗ふきながら、考えます。
「ここで、どのサーブを使おう?」
ゲームの流れを遡ってみる。
「ミドルへのしゃがみ込みサーブや、巻き込みの逆横が効いてたな?」
効いていたシーンを思い返します。
セットカウント2-0でリードして、3セット目。
出足でミスを重ね、4-8でリードされた。4点差。相手にとってはセーフティリード。
ここで無理に取り返そうとして、このセットで決めに行こうとする必要はない。
どうせだから、見せ球サーブ使おう。
…ということで使った 普段ほとんど使わない、しゃがみ込みサーブ。
明らかに、取りづらそうにしている。
が、自分も自分で、3球目の練習を全くやり込んでいない。
相手が上手くレシーブできなくても、自分にとってはやや難しい球が返ってくるかも知れない。
…ここで使うには、ギャンブル性が強いかな?
8-6とかなら、1回ぐらい使っていたと思うが…
巻き込みの逆横系サーブは?
この試合の全般を通じて、明らかに、分が良い。
甘く返ってくることも多いし、レシーブミスもある。
その他のレシーブ方法にも、ほぼ対応できているし、少なくともラリーになるのでそこからは根性勝負。
ただ…こちらの回転を利用して、台上BDで薄く捉えられると、回転が強烈でそこからの展開は超分が悪い。
…確率は、低いけど…。しかし、2~3本あった。
読まれて強気で振られて、入ってくると…嫌だなぁ…。
よし… 色々考えたけど、フォア前に下回転出しとこう。
【反省】
うーーん。
こういう時、なかなか効いてるサーブを使えません。
しゃがみ込みサーブは、本当に見せ球程度のサーブで普段からほとんど使わないので、大事なところでは使わない…というのは当たり前ですが、
「確率は低いが、このレシーブが来るとほぼ確実に点数を取られる」というサーブを 勝負所で使おうとも、思えません。
単純な期待値だけで考えれば、
「あのレシーブが来たら、仕方ない」と腹をくくって、効いてるサーブを使うべきだったのかも知れませんが、
最後の最後の勝負所では…どんなレシーブが来ても、とりあえずラリーで得点できる可能性がある安牌サーブを選んでしまいます。
この判断は、「最後の拠り所になるサーブとその後の展開」という意味では正しいかも知れないですが、
たらればですが、効いてるサーブを出し惜しみせず使った方が良かったかも知れない…。
試合前や試合中の流れから、この場面を想定しておかなかった時点で、迷ってしまうのは仕方のないことで、準備不足なのかも知れない…。
別に結果に執着するものでも何でもないゲーム練習なので、まぁこだわりはしないのですが…
もし、あれが結果を出したいと考えていて、臨んだ試合だったら。
準備不足、想定不足。
迷った時の判断軸を 事前にしっかり持ってないと、ダメですね。
判断自体は、単純に選ぶだけのシンプルなことなんですが、だからこそむずかしぃ。
勝負どころの場面でこそ、軸をブラさずに開き直れる・集中できる人の方が強いだろうな~という気が、します。

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