体験記〜副反応から蘇る

 

3回目のワクチン接種券が配送されてきた日に

 

TVで、分科会のO会長が

 

「早く4回目を接種しましょう」と語った。

 

思わず叫ぶ。

 

「えっ、ナニ?いつまで打ち続けるの?」

 

気持ちが一気に萎えてしまう。

 

で、

 

他の自治体より遅れていたのを良いことに

 

現実逃避、

 

一日伸ばしにしてきた。

 

同級生達は素直だから全国各地で皆、

 

さっさと済ませていた。

 

義妹等、殆ど籠もり状態の人もいるし、

 

反対に

 

私の周囲の友人の中には、

 

一度も打たず、元気に活動している人が

 

何人もいる。

 

完全に行動が二分されている。

 

私はその中間、どっちつかず。

 

1、2回目は打ちたくなくて、足掻く。

 

そんな折、

 

都内勤務の長男が、心配されていた五輪の後に、

 

コロナにかかり、

 

医療が受けられず、苦しんだ。

 

中等症2、肺炎併発、九死に一生を得る。

 

奥さんも家庭内感染して、

 

暫く、

 

味覚障害が残るなど、怖い思いをした。

 

いよいよ、私も観念し、接種した。

 

だけど、

 

医療がない状況→大変だ→接種率急昇。

 

何だかあやしいあやしいぞ、とも思った。

 

 

1回、2回接種後から一転して、

 

やや疑問(不安)が芽生えたのか?

 

今回は接種に消極的だった夫。

 

その夫から

 

「でも、海外へ行くならワクチンパスポート」

 

と脅かされ、

 

孫会いたさに、しぶしぶ予約する羽目に。

 

予定がびっしり入り、一旦キャンセル後、

 

 

今週

 

英語の終了後、ビル内のクリニックで、

 

接種を受ける。

 

直後の小学生のレッスンは問題なくできた。

 

夕飯後、なんとなくだるく横になったら

 

夜中まで寝てしまった。

 

翌日は雨で肌寒い陽気だったが、

 

芯から寒気がして、だるい。

 

布団に包まり、休む。

 

ギリギリまで迷ったが、

 

午後の大人の生徒さんは皆、キャンセル。

 

ご迷惑おかけしました!!

 

 

最後の中学生のレッスンだけ頑張る。

 

 

振り返ってみて、

 

巷の噂で聞いていた通り、

 

3回目が一番反応が強かった。

 

今朝は寒気も無くなり、38℃から平熱に。

 

腕の痛みは減り、平常に戻るが、

 

それでもまだ、

 

首肩や脇のリンパ節が腫れている感じ。

 

そして軽い頭痛と軽い吐き気が残り、

 

なんとなくぽわ〜んとしている。

 

どれだけ体に良くないか、改めて感じる。

 

 毎日毎日、世の中の動きを見ながら

 

あれこれ考えている。

 

自分の身は自分で守らないと。

 

疑心暗鬼な自分は、案外小心者。

 

 

さようなら

 

接種の日に、

 

通りすがりに遭遇した現場。

 

元ご近所M子さん家の解体が始まった。

 

ご主人亡き後、悩みに悩んで、

 

小さな自宅ビルの建て直しを決めた。

 

わが家とは反対に

 

街の中心地に住み続ける決意をし、

 

2階は彼女のワンルームタイプの

 

専用スペースだそうです。

 

 

思い出がまた一つ消えていく。

 

わが家の転居の際、

 

寂しい寂しいと言ってくれた彼女。

 

私も今、その気持です。寂しい。

 

「自分の代で解決しておきたい」気持ちも

 

同じです。

 

それぞれの選択です。