今日は演奏会だったんだけど | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

今日は、所属している合唱団の演奏会で、バッハの『ヨハネ受難曲』を歌わせていただいた。

 

自分が病気したときと母の介護のとき、仕事で全国規模のビック行事がまわってきたとき、それからコロナ禍と、途中、何度か中断したものの、ざっと30年以上ここでバッハを中心にハイドン、モーツァルト、メンデルスゾーンなどの大曲を歌う機会をいただけた。

社会人になってから出会った人から勧められたことがきっかけで、これまで全く知らなかった音楽の世界を知る事ができた。今、振り返ってみても、この合唱団との出会いは本当に偶然で、人生の半分以上、こんな音楽生活を送ることになろうとは全く思ってもみなかった。

 

……そう、思ってもみなかったわけで、毎回毎回、感謝してはいるのだが、コロナ禍を経て復帰して以来、特にそういう気持ちが徐々に薄れてきたような気がする。

それなりに練習に参加し、その都度、先生のご指導を聞きながら、自分なりに頑張ってはいるつもりだし、その結果として演奏会があるのだが、何となく気持ちが平坦なのだ。高揚しない。

それどころか、演奏会があるために、それ以外のことを効率よくこなさなければ回っていかないことがむしろおっくうになってきた。

 

定年退職して仕事以外のことにもっと時間や労力が割けるものとばかり思っていたが、現実はそうではない。

極端なことを言うと、仕事以外のことにかかる時間が、以前の2倍になった。

つまり、正規で8時間拘束されているときはプライベート時間16時間。嘱託になり例えば6時間拘束されるとすると、プライベート時間は2時間増えて18時間。ところが、今まで16時間で賄っていたことに18時間かかるようになったら、結局プライベートの時間は全く増えないことになる。私のように「2倍かかる」となれば、全く増えないところが16時間よりうんと減ってしまう、そんな感じ。

その上、ダブルワークなんかしているわけで、時間の捻出など、ますますもってできるわけがない。

 

そのダブルワークも‥‥‥

今週は11、12日とゲネプロがあり、今日13日はまる1日つぶれることが分かっていたので、ダブルワーク先には前々から1週間のお休みを申請していた。先週、出社したときに、念を押すかの如く口頭でも言っておいた。なのに、納品のためだけに出社した8日、私のフォルダには次の仕事が普通に入っていた。

もちろんこれは先方のうっかりミスで他の人に回してくれたけど、こんなミスが出るほどダブルワーク先は繁忙期。それが分かっているから、申し訳なくて仕方がなかった。このミスに遭遇して、さらに演奏会にむけて気持ちを切り替えることができなくなった。

 

もうね、本当に、何か削らないと気持ち的にも持たない気がしてならなくなっている。

 

 

 

 

 

 

コラールが 好きなんだけど 難しい

鞠子

 

ブログランキング・にほんブログ村へ