数日前近所の人がサニーレタスをくれた。
親戚の家が作っており、朝、採ってきたものだそうだ。
「土がついているから、よく洗ってね」と言われて渡されたサニーレタスは、スーパーで見たことないくらい葉がしゃっきりしており、いかにもおいしそうだった。
大き目な入れ物に水を入れ、根っこのところをつけておいた。
翌日も翌々日も生き生きしたままで、見ているだけでも楽しい。
ところが、だ。
今日、初めて食そうと、外側から大きな葉を1、2枚刃がしてギョッとした。
はがした中側に、黒い点々がびっしりついている。
そしてそれらすべて、うごうご動いてくる。
うわ、虫だよ、これ。
あわててもう1枚はがしたが、そこにもうごめく黒い点々がびっしりと。
こんなに大量の虫、見たことがない。
本当に申し訳ないけど、そのままそっくり新聞に包んで捨ててしまった。
でもな、なんかおかしいよな。
そんなに虫がついているということは、農薬が使われていないということではないか。
つまり、スーパーで買うのなんかより、よっぽど安全なのではないか。
スーパーで購入した野菜類に虫がついていたという記憶は、ブロッコリーしかない。
詰まった葉の間に、小さな青虫が数匹いた。
そのときも、ぞっとして捨ててしまった。
丁寧に洗えばよかったのか。
よしんば、1匹や2匹、食べてしまったとしても、農薬まみれの野菜よりは害が少ないのかもしれないな。
虫たちも 生きんがために 葉を食べる
鞠子