数日前、両腕がまるでゾンビみたいになっていることに気づいた。
手の甲からひじにかけての前腕部に、太い血管が隆々と浮き出ているのだ。
青黒いミミズを外側から張り付けたみたくになっている。
しばらくバンザイしていると、血管はへこむ。だが、腕を下ろすとあっという間に浮き出る青黒ミミズ。
気持ち悪い状況。それ以上に、これはもしかして、何かの病気なんではないか? 血管が詰まっているとか。
「腕の血管が浮き出る」でググってみたら、「ハンドベイン」なる言葉がすぐ出てきた。
そして、出てきた画像が、まさしく今の私の腕と瓜二つ。
ハンドベインとは、「腕の静脈」という意味だそう。
まんまじゃん。
おまけに、ハンドベインの理由は一刀両断「加齢」。だから、基本「放置」。
…がっかりした。
年月が 血管表に 誘い出す
鞠子