(1)歯科クリニックの広告
職場近くの国道で、大型のバンボディ型トラックが信号待ちしていた。
荷台の箱全面にラッピング広告が施されていたのだが、その広告が「歯科クリニック」のものだった。
インプラント治療を主にやっているクリニック。
クリニック名と院長が施術しているところがバーンと載っている。
ラッピング広告はもはや珍しくもなんともないが、工業用の部品とか材料を運んでいるようなトラックに歯科クリニックの広告というのはどうなのか。
これ、例えば路線バスとかタクシーならスルーしたと思うんだけど。
すごくミスマッチ感を覚えるのは私だけ?
…うーん、その意外性をわざわざ狙ったのかもしれないな。
(2)アプリ入れましょう攻撃
仕事用でしょっちゅう行く銀行の、アプリ入れましょう攻撃がすごい。
入り口に、銀行名入りの派手なハッピを来た若者が立っていて、ATMに並ぶ人、行内から出てきた人、行内で順番を待っている人をつかまえては、アプリ入れましょう攻撃をしかけてくる。
今、アプリを入れると、ガラガラ抽選会に参加できます、とか、もれなく箱ティッシュがついてきます、とか、うるさくてかなわない。
私は仕事用で行っているので、持参しているのは職場の通帳だ。
そのアプリ、職場の通帳でもできるんなら、私の仕事は楽になる。
最初、攻撃されたとき、聞いてみたら「個人のお客様の通帳だけです」と言われて終わった。
以来、声はかけられなくなってホッとしたが、ハッピを来た若者がときどき入れ替わる。するとまた、同じことを繰り返す羽目になる。
アプリ入れましょうは、銀行の方針なんだろう。
何人入れさせたかによって、彼らの手当が増えるのかもしれない。
いろんな意味で分からなくもないが、行くたび行くたび見るハッピ姿が、とにかくウザくてたまらない。
(3)現金不可
姉が怒って電話をしてきた。
近くにパン屋ができ、いそいそと買いに行ったのだそうだ。
そして、気に入ったパンを数点、トレーに乗せてレジに行ったところ、「(購入を)拒否された」らしい。
聞けば、その店は現金使用不可。
対するうちの姉は、今どきオール現金払いで通している。
気づかなかった姉が悪いのだが、姉、70代。
おそらく姉みたいな人は、少なからずいると思う。
そういう人は、これから淘汰されていってしまうのだろうか。
1円や 5円がひしめく 貯金箱
鞠子