イオンに行ったら、催事スペースに米が大量に積まれていた。
お米売り場にではない。催事スペースに積まれていたのだ。
それも、備蓄米ではなくコシヒカリとかあきたこまちとか、名前の知られたいわゆる「普通の」お米だ。
この大量の米、今までどこにあったんや。
昨日まで、お米売り場の棚すらガラガラで欠品続き。
「1家族様1袋でお願いします」とデカデカとうたってあった。
それが今日になったら、こんなに出てくるとは。
試しに値段を見たら、5キロで4,980円だった。
もともと私は無洗米を2キロずつ買っていたのだが、この金額から算出すると1,992円。
米不足になる前は1,000円でおつりがくるかこないか程度だったので、そこからすればまだ倍の値段がついていることにはなるが。
それにしても、だよ。
この大量のお米、一体どこにあったのか。
農政大臣が変わったとたん、あっという間に備蓄米が放出され、それを知ったときは「今までの大臣、何やっとったんや」と思った。
だが、放出したらしたで、どこかから普通の米が突如出てきた。また、備蓄米を手に入れても精米設備がないため、問屋に逆戻りしているという話も聞いた。
この一連からするに、流通というのは大変ややこしくできており、それぞれがそれぞれの段階で相当に儲けておるのではないかと思えてしまう。
そして、それとともに、農家はいったいどれだけの儲けがあるのだろうか、と。
結局、泣いているのは川上の「最も上」と川下の「最も下」ではないだろうか、とも。
まあ、川下の「最も下」も身勝手なもので、こんなふうになる前は、パンだ麺だとお米をぞんざいに扱っていたくせに、なくなったっとなったら「やっぱり日本人はお米」「白米に勝るものはない」などと、大騒ぎするようになったんだけど。
私も含めて。
炊き立ての ご飯を見た朝 今日も無事
鞠子