水泳の授業を廃止する中学校が相次いでいるのだそうだ。

老朽化したプールの修繕費が出せない。

清掃や水質管理等、教員の負担が大きすぎる。

水着を着て体を露出するのが嫌だという生徒がいる。

日焼けが危ない。

熱中症が危ない。

etc.etc. 廃止したほうがいい理由がずらずらと出てくる。

 

日本は海に囲まれており、川も多いから、泳ぎを体得すべきだという反対意見を聞いても、廃止論に比べて説得力が乏しい。実際、泳ぎを覚えても、服を着た状態で泳ぐのとはずいぶん違うはずだ。

 

今や「毎日泳いでいる」といっても過言ではない私とて、学生時代は水泳が決して好きではなかった。

今のような激暑ではなかったが、炎天下での水泳は、終わった後、どっと疲れた。夏休みなど、学校のプールに最低〇回は行けというノルマがあって、まじめにこなしていたが、帰ってくるときなど暑くてもうへとへとだった。当時は更衣室もエアコンなど入っておらず、それもまたしんどかった。

今も、外のプールだったらたまらない。とてもじゃないが、海もダメだ。

それでも、泳いだ後の爽快感は捨てがたい。

隣のコースでレッスンを受けている子供たちがきれいなフォームで泳いでいるのを見ると、水着を着たくないという子供ばかりじゃないはずだとも思う。

 

水の中で浮く。手足を動かして進む。着衣水泳のその前に、水中の楽しさ、そして怖さを子供のうちに知ることは、とても大切だと思うのだが。

 

 

 

 

 

 

1キロを 泳いで今日も 無事終わる

鞠子

 

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